私の記念日。(太宰治) ページ19
いっちゃん様リクです!
最高のリクをありがとう!
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貴方は覚えているでしょうか。
今日は私の誕生日なんです。
貴方は最近、全然私に構ってくれませんよね。
何時も定時に探偵社を出て、夜遅くに家に帰ってくる。
同棲しているのに全く楽しくありません。
私はとても寂しいです。
分かってくれますか…?
1人で誕生日を過ごす虚しさを。
敦「お誕生日おめでとうございます!Aさん!」
「……敦くん…。」
社員寮の扉からひょっこりと顔を出して私をお祝いしてくれたのは、敦くんと鏡花ちゃんだった。
鏡花「…お誕生日おめでとう。Aお姉ちゃん。生まれてきてくれて嬉しい…。」
「2人とも…ありがとうね!」
周りに優しくされると、益々悲しくなってしまう。
だからもう、一層の事1人にしてくれ。
太宰「ただいま。A。遅くなったね。」
もうすぐ日付が変わる。そんな時間に治は帰って来た。
「おかえり。遅かったね。」
此方に近付いて来る治に目も合わせずにソファから座ったまま返事をする。
今日も貴方はいつも通り。
私の事なんて、もうどうでもいいんでしょう。
分かってるわよ。それくらい…。
私が嫌われたくないって思ってることくらい…。
太宰「そんな事、恐れなくてもいいよ。」
「………………え?」
どうやら声に出ていたらしい。
後から治が私の髪をすくい上げてキスをした。
そして、後から私を包み込んだ。
「………お、さむ…」
太宰「A…………
誕生日、おめでとう。
来年も再来年も、Aの一番近くでおめでとうを言いたいな…。」
……………へ?
そう言った治が私の前に出したのは、
「……こ、これって……」
ああ。これの為に……だから、治は…
「A………
________________。」
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あれから、数年の月日が流れた。
太宰「A。誕生日おめでとう!」
「ありがと治。」
そう言って見つめ合った2人の影が1つになる。
太宰「…なんかムラムラしてきた…。よし!今から子供作ろっか!!」
「はぁ!?急すぎでしょ治!?」
太宰「いいじゃん!Aとの子供だよ?きっと可愛いよ〜!」
そう言って満更でもなく笑い合う2人の指には____。
誘拐されました。(探偵社太宰治)→←誘拐されました。(黒の時代太宰治)
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みゅうか - 読んでる時もドッキドキなんですが...ガチで心臓保ちません。 (2022年6月8日 19時) (レス) @page6 id: f2a3c13cfe (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - わかりました (2019年6月13日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - りんさん» 今は特に思い当たるものはありませんが、その時そのときで考えさせていただきます。 (2019年6月13日 23時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ダメなネタとかありますか? (2019年6月13日 22時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - りんさん» 書くかはこちらで決めさせていただきます!いつも沢山のリクエスト、ありがとうございます!承りました! (2019年6月13日 22時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月13日 22時