さんじゅうさん ページ34
Aside
A「じゃあ及川さん、お疲れ様です」
私は岩泉さんの家から数メートル離れた及川さんの家の前に着くと、及川さんに軽くお辞儀をして、及川さんの家から少しだけ離れた自分の家を目指す。
・
・
及川「___Aちゃん!」
・
急に及川さんに呼び止められ、私は足を止めて及川さんの方を見る。
………?顔が真っ赤
及川さんは、トマトみたいに顔が真っ赤だった。
及川「Aちゃん、今日、1人なんだよ、ね?」
A「?はい、両親は多分明日の昼くらいまで帰らないと思います。
出張なので!それがどうかしましたか?」
そう尋ねると、及川さんは少し間を置いていった。
及川「……俺、今日Aちゃんの家行ってもいい!?」
・
・
A「………………え、?」
及川「_______おれ、
・
・
・
中学の時からずっと、Aちゃんの事、好きだよ。」
・
・
時が、止まったような錯覚に陥った
・
言葉の意味を理解した瞬間、ぶわっと身体が燃えるように熱くなった。
A「え、わ、わた、私の事、ですか?」
困惑して思いっきり噛んでしまった。
及川「うん。Aちゃんのこと。椿Aちゃんの、こと。」
え?中学からって言ったよね?及川さん
そんなに前から、ずっと?
最低でも4年間、私に好意を寄せてくれたってこと?
うそだ、
そんなこと、
こんなこと、
夢に決まってる、
及川「……ふ、Aちゃん今、夢に違いないって、顔してる」
A「えっ!うそ!」
そんなに顔にでてた!?
及川「俺も相当緊張してるけどさ、
Aちゃんも顔、真っ赤」
そう言って及川さんは私と距離を縮め、私の頬に触れた。
A「……そ、そーゆーの、反則ですよ、」
及川「___そーゆー顔される方が、
よっぽど、反則」
及川さんの顔が見えなくなるくらいに近づいた。
・
及川「俺の事、好きじゃないなら、突き飛ばしていいよ」
そんな事言わらて、突き飛ばされるわけない
2人の影は1つになった。
902人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奏 - めちゃくちゃ面白かったです!今まで見た小説の中で一番感動したかもです。これからも応援しています頑張ってください! (12月17日 22時) (レス) @page47 id: 3dd8da6ef4 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 感動しました。いつもタブレットはリビングで使っているのですが、泣いている私を見て、両親がむっちゃ焦ってました。小説で泣いたの始めてです。最後の青い城は、今日も平和だ。という言葉とっても素敵です。お疲れ様でした (2022年10月16日 20時) (レス) @page42 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - かしわもちさん» そう思っていただけてとても嬉しいです!!ありがとうございます! (2022年8月1日 22時) (レス) id: 742fb4603b (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち - 夢主ちゃんは「凄いな」と思いました!私も見習いたいです。(嫌がらせを受けてるわけじゃありませんけど)なんかすみません上から目線みたいな言い方になってしまって………。とても面白かったです!!! (2022年7月27日 18時) (レス) @page47 id: 82b6cff03d (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - マロンさん» コメントありがとうございます!感動していただけてとてつもなく嬉しいです、、、!! (2022年5月12日 0時) (レス) id: 9c22394b1a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2020年1月4日 23時