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番外編―2,500hit記念!!(続きは3,500hit) ページ26

もう2,500hitを超えました!有難う御座います!

これを記念して、続きです!(番外編とは←)

******

あれから、ずっと2人でほのぼのと過ごしていた。

が、突然部屋の扉が開かれた。

「A!梶井を連れて来たぞ」

中也さんだ。流石に早い。

「ゆっくりで善いって云ったのに…」

「五月蝿ぇ。文句云うくらいなら普段から素直になれ」

不貞腐れる兄さんを見下ろして嘲笑う中也さんは機嫌が良さそう。

きっと兄さんを見下ろせて嬉しいんだろう。

「有難うご座います。さて、梶井さん、とっちめられる覚悟は出来ていますね?」

関節の音を鳴らしながら近づくと、次第に青ざめていく梶井さん。

容赦する心算は無かったが、兄さんは嬉しかったようだし、これ以上ないくらい手加減はしてやる。

だが、実験台にした罪は重い←

「君の仕事と僕の休暇を交換する代わりに見逃すというのは…?」

「却下」

その瞬間、廊下にまで悲鳴が響いたとか。


――――スッキリしたところで、話を聞いてみたら、矢張り姐さんも共犯者だった。

「姐さんに頼まれた…ふむ、千歩譲って本当だとして、何故姐さんはこのような薬を?」

「如何して千歩も譲ったの?」

顔が凸凹に腫れた梶井さんを他所に、私達は議論していた。

正座をしている梶井さんの問を無視して、話を続ける。

「大方、近々ある任務に使う心算だったのでは?」

「幼児化する薬をか?一体どうやって…」

と、再び考え込んだ瞬間、近くでボンッと煙が出た。

兄さんの方からだ。

目を見やると、煙の中から出てきたのは…

「なっ!?ま、マジかよ…」

更に小さくなった兄さんだった。

「あれ、此処…何処?」

記憶まで巻き戻ってしまった。

やたらキョロキョロと見回しては、梶井さんに目を止め、逸らす。

そして、次に私達を見上げて放った言葉は…

「僕の妹は?」

真逆のお兄ちゃん発言。

さて、如何したものか…妹は自分よりも大きくなっていると知れば混乱してしまう。

「えぇっと…妹ちゃんはね、今手当てを受けているんだ」

何という嘘。

隣で中也さんが呆れた眼差しを私に向けている。止めて。

「手当て…?妹は怪我したの?此処は?」

「此処は、保護施設…」

いよいよ苦しくなってきた…と、思った瞬間。

「寝てろ、チビ」

頸の後ろを刺激して気絶させた。

「梶井、試作品の出来はどうだ?」

「うーん、失敗だ!多分、それは次第に小さくなり、終いには消えるだろうね」

梶井、死刑。

番外編―3,500hit記念!!(ラストは5,000hit)→←21.私の異能とは…



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オタクなめんな - すっごく面白かったです。映画でも見ているよな感じでした。 (2018年8月15日 3時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
入浴(プロフ) - ゆきみだいふくさん» 有難う御座います!喜んで貰えたようでこちらも嬉しいです! (2018年3月26日 19時) (レス) id: d6f7c6ac49 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく(プロフ) - 完結ですね!おめでとうございます!!大好きな太宰さんの色々な面が見られて嬉しかったです! (2018年3月26日 18時) (レス) id: 5f17ef063a (このIDを非表示/違反報告)
入浴(プロフ) - きのさん» 良かったですw私的には成功です! (2018年3月26日 16時) (レス) id: d6f7c6ac49 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 泣ける (2018年3月26日 12時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:入浴 | 作成日時:2018年2月26日 16時

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