死神と包帯野郎の共同生活２【太宰治】

共同生活 六十五日目 ページ20

『あの、良い案…って、なんです？』

中也「鳴呼、それはな…」



【太宰sibe】

敦「太宰さん！！」

太宰「敦くん…」

敦「一旦 探偵社に戻って休みましょう。
朝からずっと探しっぱなしじゃないですか…」

太宰「私は大丈夫だよ…」

嘘だ。
本当はすごく疲れていた。

でも、Aを探さなきゃ…

すると、

《ゴンッ！》

太宰「痛っ！！！！」

頭に衝撃。

振り返ると、

国木田「少しは休め、唐変木。
このまま探し続けたら倒れるぞ」

太宰「でも」

国木田「少しでも 仮眠を取れと言ってるんだ。
その間は俺がニノ前を探しといてやる」

敦「僕も探しますよ」

太宰「じゃあ、頼むよ…
国木田くん、敦くん」

国木田「だが、その前に…」

太宰「？」

国木田「俺にはやる事がある。
敦、先にニノ前を探しといてくれ」

敦「やる事、ですか？」

国木田「鳴呼。コイツを探偵社に運ぶ」

太宰・敦「「え？」」

太宰「…あ」

《ドサッ》

それと同時に、私は倒れてしまった。

国木田「こうなるからな」

敦「さ、流石、国木田さん…」

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