起きなさい ページ32
つゆりside
in音駒部屋
音駒の部屋についた私は、スパーン！と勢いよくドアを開けた。
『ほら！朝だぞ起きなさい！！』
「…うるさい」
おい研磨。
『私が起こしにくるまで寝てるお前らが悪いんだよ』
「おはようございます！！！」
『朝から元気だね犬岡、うるさいよ』
海さんは何の文句も言わず起きた。
「起こしにきてくれてありがとう」
『いえいえ』
お礼言うとか何。紳士。
『ほらクロさん起きて』
ぐがー。
『夜っくんも起きなさい』
すぴー。
『おい山本』
「何だ？」
『クロさん起こしといて』
「なっ…！そんな恐ろしいことを俺に押し付けるなんて…！卑怯だぞ！」
『じゃあリエーフ起こしてよ』
「それなら、許す！」
『福永は？クロさんのこと起こせる？』
フルフル。
『研磨』
「…やればいいんでしょ、もう」
『さすがよき友』
感動。
『芝山くーん』
「…ひゃい」
『朝だよー』
「ふぇ…」
作並くんと並べたい。
可愛い。
あとは…
『ほら夜っくん、起きるよ』
すぴー。
『起きろ』
すぴー。
『…チビ』
「はぁ！？」
お、すげえ。
起きた。
『おはよう夜っくん、これからも起きないときはチビって言うからね、言われたくなければさっさと起きろ』
「あ、ハイ…」
『大丈夫、ホントにチビとは思ってない』
「お世辞ですか」
…リエーフ、君は何でまた、余計なことを言うかな。
「アダッ！！」
『…頑張れ〜』
私は部屋を出た。
よし、次だ。
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作者名：tonight | 作成日時：2022年11月22日 20時
