朝です ページ33
つゆりside
in青城部屋
『はい、みんな起きろー』
バンバン、と手を叩けば、大抵の人は起きてくれる。
しかし、起きない奴もいるのである。
『…クソ川』
「コイツ…起きねえな」
『おいてきますか』
「そうだな」
岩泉さんとそんな会話をしていると、
「ひどくない！？ちょっと！！」
あ、起きた。
『青城みんなちゃんと起きてくれて助かる…』
「…お疲れ様です」
矢巾くんが、哀れなものを見るような目で見てきた。
…うん。
「せっかくつゆりちゃんに起こしてもらおうとしてたのに……ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ(ㆀ˘･з･˘)」
『もう起こさなくていっか…』
「え！？」
はい、次次。
in白鳥沢部屋
『失礼しまーす…って、』
誰もいない…
もう既に食堂の方行ったのかな…？
はっや。優秀。
in梟谷部屋
『失礼します』
「おはよう、つゆり」
『おはよ、あか…じゃなくて、け…京治』
「よくできました」
もうやだ。
あかーしがいい。
『みんな起こしにきたよ』
「助かるよ、じゃあ寝てる人適当に起こしてもらって」
適当にって。
まあ…うん。寝てる人を、起こせばいいんでしょ。
『木葉さーん。朝です、起きて』
軽く、体を揺さぶる。
『このはさーん？』
「…んぇ、あ…つゆりちゃんね、おはよう」
『おはようございます』
なんか…うん。
色気が…！
色気なのかな、うん、すごいわ。
「…どうしたの」
『え…なんか、色気すごいなって思っただけです』
「…ありがと」
「ちょっと？木葉さんつゆりのこと落とさないでください。俺のなんで」
『京治、私は君のモノになった覚えはないよ』
「ええ…」
何で落ち込んでるんだよ。
まあいいや。次次。
烏野行こ。
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作者名：tonight | 作成日時：2022年11月22日 20時
