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45話 ページ6

Aside








「まったく、貴女はせっかちな人ですね。この際云ってしまいますが、僕が仕事場に1秒でも遅く帰りたいの判らないんですか?」





『大変申し訳ありませんでした以後気をつけます』






「ほら云ったでしょう。鈍感だって」






そう云いながら、安吾はキッと私を睨んだ。眼鏡ないのが余計に怖い。






『安吾はそうやって情報吐かせてきたんだね……』




「断じて違います。そもそも、何でわざわざ眼鏡を外す必要があるんですか」




『だってかっこいいし』




私がそう云うと、安吾は目を見開いてこっちを向いた。
……待って、怖いっす。かっこいいって云われるの、そんなに嫌だったのか?




「……貴女、無自覚ですもんね」





『無自覚?え、何g「そういうところですよ」っ、は……?』





え、何でこんなことなってんのさ。



安吾の長い指が、私の顎に触れる。安吾との距離が縮まる。
私の視線と、安吾の視線が空中で絡み合う。体温が、みるみる上がっていくのを感じた。




「いくら執務室とはいえ、こんなにも簡単に手を出せる状況を作るのはどうなんだ?A」




『あん、ご……』




安吾の冷徹な瞳とバッチリ目が合う。いつもは部下にしか使わないはずの、敬語じゃない喋り方。



……怒ってる、?




「……なんてね。さすがに手は出しませんよ。ここまで無防備なのはよくないとは思いますが」




『ゴメンナサイ』





今日安吾に謝ってしかいないような気がする。
……あれ、本題って何だっけ。




『……いい加減、正体云ってくれてもいいと思うんだけど』




「……後悔しても知りませんよ」




安吾は眼鏡をかけて、その正体を口にした。




「“神威”の正体は____≪猟犬≫隊長、福地桜痴です」

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夜半 - 好きです(突然の告白 (12月10日 12時) (レス) @page10 id: 22ab75ff6b (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん(プロフ) - 滅茶苦茶大好きです (10月16日 19時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
りず(プロフ) - めっっっっちゃすきです (10月4日 0時) (レス) @page4 id: 188b205efb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tonight | 作成日時:2023年8月26日 12時

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