42話 ページ3
Aside
……下着が、透けてる?
立原は、それを周りの人から隠すために抱きしめてくれた……ってこと?
みるみる顔が熱くなっていく。
『……異能で乾かします。離してください』
「……」
『立原?』
「……他の奴に見えないように乾かせよ」
『んー、判った』
とんでもなく恥ずかしい。
真っ赤な顔を見られたくなくて、立原に背を向けて乾かした。
「……理性壊すなよ」
『え、何か云った?』
「別に」
___ショッピングモール
『えーっとメモは……っと、あった』
「結構多くね?」
これ条野さん1人で行くつもりだったんだ……誰だよ頼んだ奴条野さん可哀想だろ。
『一旦別れようか。立原こっからここまで買って来てくれない?私それ以外買ってくるからさ、あそこの広場?的なところで合流しようよ』
「了解。終わったら電話してくれ」
___広場
『立原ー終わった』
《俺もうちょいかかるわ。待ってろ》
『はーい』
ねえ重いんだけど。
これでも立原と半分にしたんだけど…条野さん急用ができてよかったと思う。
「ねえそこのお姉さん、」
『立原遅いな……』
「俺たちとお茶でもしない?」
『逆ナンでもされてんのかな……』
「お姉さんナンパされてんのわかってる?」
『あ、もしもし立原?』
「無視すんなよ」
『さっきから虫がウロウロしてんだけど殴っていい?』
「おい聞いてんのかテメェ!」
『あ、いいの?判ったー』
いつの間にか集まっていた男達。
独り言云ってた時に集まっていたようだけど、全然気にしていなかった←気づいてた
手首を掴んできた男の腹を軽く蹴る。
……ぶっ倒れたんだけど。もしかして軽くじゃなかった?
その他の男は怯えて逃げようとしたが、合流した立原に肩を掴まれていた。
「……手ェ出すんじゃねえよ」
黒い笑みで何か云っていたけど、私には聞こえなかった。
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夜半 - 好きです(突然の告白 (12月10日 12時) (レス) @page10 id: 22ab75ff6b (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん(プロフ) - 滅茶苦茶大好きです (10月16日 19時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
りず(プロフ) - めっっっっちゃすきです (10月4日 0時) (レス) @page4 id: 188b205efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tonight | 作成日時:2023年8月26日 12時