8話 ページ11
Aside
『…立原、天空カジノだって』
「マジかよ…じゃあ準備出来次第行くか」
『��子は？』
「……」
立原は苦悶の表情で、
「…まず��子さんを探そう」
と言った。
"猟犬"副長、大倉��子捜索隊、活動開始。
『じゃあ立原、おんぶ』
「何が"じゃあ"だよ！やらねえからな！」
『…へーえ？まだそんな事言えるんだー？何？私の体重が重いからってやってくれないわけ？え？』
「ごめんなさい別に体重重いとか思ってないですどうぞお乗りください」
『わーい』
チョロい。
潜入捜査官がそんなものでいいのか。
「…ったく…おんぶだけでそんな必死になるなよな」
『潜入捜査官がそんなチョロくていいの？』
「降ろすぞ」
『すみません』
会議室を出た。
立原の背中で揺られながら、��子を探す。
『高くてめっちゃ見えやすい』
「そりゃどーも」
『私もこれぐらい身長欲しい』
「身長なんかいらないだろ。お前はそれぐらいが丁度いいんだよ」
『何チビのままでいろって？煽ってる？』
違ぇよ、そう言って立原はボソッと呟いた。
「……お前はそれぐらいの身長の方が可愛いだろ」
そう言う立原の顔は見えない。
流石は潜入捜査官、全然挙動不審にならないから、そんな台詞サラッと言えんのかよと思ったけど。
『……あ』
「��子さんでも見つかったのか？」
『いや……』
ピアスでわかりにくかったけど、耳の端がほんのり赤くなっているのを見つけて、ああ、何だこいつも人間なんだなとホッとした。
『立原、あそこ。��子いる』
「…ホントだ。��子さーん！行きますよー！」
そう呼ばれた��子は私たちを上から下までジロジロと見た。
そして私に向かって笑う。
「随分仲が良さそうで何よりじゃ。良かったな、A」
『うん。じゃあ��子、行こう』
「うむ！」
��子はまるでスキップでもしだしそうな勢いだ。
いい事でもあったのだろうか。
「Aのお手柄だな。ハグしてやろうか？」
『何立原私とハグしたいの？』
「絶対しねぇわ」
『それはそれでショックなんだけど』
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 漫画立原の見た目がタイプで私も立原くんが好きになりました！猟犬立原の猟犬の5人目明かすシーンはちょっと好きにさせようと完全にねらってきてましたよね (7月22日 19時) (
レス) @page6 id: 9e74623cf5 (このIDを非表示/違反報告)
松原来愛(プロフ) - 面白い・・・・!立原好きです!他の人が濃すぎて埋もれやすくないですか、立原くん。かっこいいのに・・・。 (7月22日 17時) (レス) @page6 id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2023年7月21日 14時
