それは突然の事で ページ47
近藤side
数時間前……
「まぁまぁ、好きにさせてやってくだせェ。どうせ殺り合うなら、好きな得物で思う存分やった方が面白ぇでしょ。ねっ、旦那」
トシと総鬼が来るより早く来た総悟は、見慣れない黒い刀を携えていた。
あの刀…見覚えがあるぞ!人斬り千兵衛が持っていた、総鬼の持つ刀とそっくりの刀だ…!
「近藤さん、アレ…」
「嗚呼…お前も気づいたか、山崎」
何故アレが総悟の手に渡ったのかは知らねぇ。が、聞いている限りアレもエクスカリバー星人に違いねぇ。
鞘を俺に投げ渡した総悟が、万事屋と戦闘を始める。何か最初はウ○コが凄い飛び交ってたけどね!とってもカオスだったが二人の剣技がとても凄かったです!!あれ!?作文!?
「(とは言っても、あの刀が天人だってんなら…)」
トシが以前妖刀に支配された時の記憶が蘇る。俺は一抹の不安を感じ、鞘を強く握った。
ぶつかる刃の音が多くなる。遊び無しの闘いへと発展した時に、それは突然起こった。
一際大きな衝撃音。それと同時に、万事屋の使っていた木刀が消えた。
「け…剣が、消えた…!?」
まるで喰われたかのように根元から消滅した木刀。万事屋が驚きの声を上げた時、いつも聞いている、しかし何処か異質に聞こえる声が降り注いだ。
「ククク…消えて等いないさ。ちゃんと俺の腹の中に収まっているよ。お前の剣も…"この男"も」
口元が横に引き伸ばされる。薄く笑みを浮かべた総悟の瞳は、淀んだ紫色に変色していた。
「よくも今までこの魔剣マガナギをいいようにあしらってくれたもんだ。俺を此処までコケにしてくれたのも、俺が此処まで乗りこなすまでに手を焼いた器も、マスター…アンタが初めてだよ」
異質な声だ。総悟の声だってのに別人のように聞こえやがる。何が起こってるんだ……!?
「(まさか、いつぞやのトシみてぇに……っ)」
身体乗っ取られちまったってのか…!?あの刀に……!
「悔しかろう、副隊長殿。お前の慕うこの男は、既に俺の胃の腑の中…もう会えまいよ」
総悟が総鬼の方を見て不気味に笑う。総鬼はただじっと総悟を見ていた。
そして、ふぅと小さく肩を落とした。
『…あっそ。そりゃ良かった』
………え?
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九龍-くーろん-(プロフ) - 赫さん» ありがとうございます!今は出ませんが、後々彼とも会わせるつもりです!長らく手をつけていないので遅くなると思いますが、頑張ります!! (2021年2月22日 13時) (レス) id: 8d4444cf44 (このIDを非表示/違反報告)
赫(プロフ) - 面白かったです!沖田くんとの絡みがまたいい!神威くんとの絡みもありますか?更新頑張って楽しみに待ってます! (2021年2月21日 18時) (レス) id: 896d04091b (このIDを非表示/違反報告)
九龍-くーろん-(プロフ) - くるビーさん» 遅くなり申し訳ございません!飽き性なので不定期となりますが、少しずつ書いていきます! (2020年10月5日 14時) (レス) id: 8d4444cf44 (このIDを非表示/違反報告)
くるビー(プロフ) - 更新は何時ごろになりますか? (2020年9月25日 1時) (レス) id: 86be64a2f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九龍 -くーろん- | 作成日時:2020年7月13日 19時