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小さい背中に大きいモン隠してンのな ページ13

銀時side

『……』

あーぁ、完全に寝ちまった。
つーか男二人でこんなせっまい布団に入るって正気じゃねぇよ。あとコレ俺の布団だからね?

「…こんな奴が天然記念物ねぇ…」

色白な歳相応の寝顔を眺める。少しだけ目に涙を浮かべてるソイツの顔を見ながら、ゴリラとの会話を思い出した。



「影族ゥ?」

聞いた事の無ぇ名前だった。そりゃそーだ、ゴリが天然記念物って言ってたし。
アイツらが買い物で出かけてる間、ゴリラがこっちに電話かけてきたんだよ。で、俺はソレを取ったわけ。
そしたら、あの後輩君についての電話だった。

「"嗚呼そうだ。アイツは血を摂取すると他の奴に変身できる天人の血も引いていてな"」
「成程、それで総一郎君の格好してるし、傘無しでも歩けるわけね。でもよぉ、そんぐらいじゃ電話寄越さねぇだろ?ご丁寧に局長殿が真選組の電話じゃなく"公衆電話"からかけてるなんざ、よっぽどの事があんじゃねーの?」

回りくどいやり方しねーとまずい事でもあんのか?アイツは。

「"まぁな。…聞いてくれ万事屋。アイツは、総鬼は珍しさからお偉いに目ぇつけられるかもしれねぇんだ。それに今のアイツは自分の身体の事何にも分からねぇ…、突然暴力振っちまったりするかもしれねぇ不安定な状態なんだ。力の制御をお前さんらに頼んだが、もう一つ、頼まれてくれねぇか"」
「ただでさえ食費やべぇのにさらに飯食わせとけって?やなこった」
「"いや誰も飯食わせとけって言ってないよね!?そんなに飢えてるの総鬼は!?"」
「あーあー、悪ぃ悪ぃ。で、何よ?」

俺が訊くと、ゴリは短く言った。


俺より幼い寝顔を眺めながら、栗色の頭を優しく撫でる。
コイツがしょってるモンは、あまりにも大きすぎる。一緒に背負う事はできねぇが…


「"誰か尾いてねぇか、しっかり見といてくれ"」


「……ご苦労さん」

ま、此処に居る間は、息抜きだと思って楽にしてくれよ。

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設定タグ:銀魂 , 男主 , 沖田総悟   
作品ジャンル:アニメ
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九龍-くーろん-(プロフ) - 赫さん» ありがとうございます!今は出ませんが、後々彼とも会わせるつもりです!長らく手をつけていないので遅くなると思いますが、頑張ります!! (2021年2月22日 13時) (レス) id: 8d4444cf44 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白かったです!沖田くんとの絡みがまたいい!神威くんとの絡みもありますか?更新頑張って楽しみに待ってます! (2021年2月21日 18時) (レス) id: 896d04091b (このIDを非表示/違反報告)
九龍-くーろん-(プロフ) - くるビーさん» 遅くなり申し訳ございません!飽き性なので不定期となりますが、少しずつ書いていきます! (2020年10月5日 14時) (レス) id: 8d4444cf44 (このIDを非表示/違反報告)
くるビー(プロフ) - 更新は何時ごろになりますか? (2020年9月25日 1時) (レス) id: 86be64a2f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:九龍 -くーろん- | 作成日時:2020年7月13日 19時

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