肆 ページ6
〜審神者(蓮月)side〜
今日も何時もと同じ様に書類整理をしていた時だった。
長谷部「主!第一部隊から帰還願いが届いてます」
「ふぇ?!誰か怪我でもしたのかな。まぁOKしといて」
長谷部「はい」
第一部隊が帰ってきたのか周りが騒がしくなる。
鶴丸「主!頼む、此奴を助けてくれ!!」
長谷部「おい、五月蝿いぞ」
鶴丸「今はそんな事を言ってる場合じゃ無いんだよ!」
審神者部屋に勢いよく飛び込んできたのは鶴丸だった。
よく見ると鶴丸は見た事の無い大太刀を抱えていた。
「その刀、如何したんだ?」
鶴丸「他の本丸の刀だ。今剣と岩融に渡されたんだ。助けてって。だから、助けてくれ!俺や三条の大切な弟なんだ!!」
普段から明るく驚きを求めている鶴丸にしては珍しく切羽詰まった顔をしている。
「分かった。長谷部、手入れ部屋の準備!」
長谷部「主命とあらば!!」
「鶴丸もその刀持っておいで。手入れするから。あと、ちゃんと経緯を話せよ」
鶴丸「ああ!!」
─────
───
──
鶴丸「主、狼月は?」
「大丈夫だ。手入れ終わって今、寝てるから」
鶴丸「そうか、良かった…」
「さて、じゃあ話してもらうぞ」
鶴丸「ああ、皆に話すさ」
「長谷部!」
長谷部「はい!」
呼ぶと数秒で来た長谷部。
相変わらず早い。
「広間に皆を集めろ」
長谷部「主命とあらば!!」
長谷部が行ったのを見て鶴丸を振り返る。
「俺達も行くか」
鶴丸「ああ」
─────
───
──
「よし、皆揃ったな」
薬研「大将、話ってなんだ?」
「今日第一部隊が拾ってきた刀剣男士なんだけど、手入れをしても治らない傷があった。……戦闘では付かない暴力の跡だ。あと、…………赤い、内出血…斑点を見つけた。恐らくあの刀剣男士はブラック本丸産だ」
俺が言えば広間に殺気が広がる。
薬研「大将、その拾ってきた刀剣男士って誰なんだ?」
鶴丸「其れは俺から説明するぜ。良いか?主」
「ああ」
鶴丸「彼奴の名は狼月宗近。三日月の爺さんの弟刀で三条が最後に打ったと云われている刀だ」
三日月「なっ…?!狼月が、か…?」
鶴丸「そうだ」
三日月「あ、あなやー」
三日月はふらりと倒れそうになり、石切丸に受け止められる。
石切丸「三日月、大丈夫ですか?」
三日月「嗚呼」
鶴丸「で、次に狼月は正しくは拾ってきたんじゃなくて彼奴が居た本丸の今剣と岩融に渡されたんだ」
────
切りが悪いですが次にいきます。
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ゆーかり - あとそうさんじゃなくてそうざではないでしょうか (2022年4月4日 20時) (レス) @page1 id: 0098737242 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーかり - なきぎつねがにかいかいてありますよ (2022年4月4日 20時) (レス) @page1 id: 0098737242 (このIDを非表示/違反報告)
アーネスト(プロフ) - mokaさん» すいません、間違えました。 指摘、ありがとうございます (2020年4月24日 7時) (レス) id: 37f6fa9e63 (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - "あつがしさん"じゃなくて"あつかしやま"ですよー (2020年4月24日 3時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)
アーネスト(プロフ) - くろさんさん» 更新、遅くなってごめんね。 中々書けなくって…( ´・ω・`) (2020年3月18日 11時) (レス) id: 37f6fa9e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ciel・Ernest | 作成日時:2019年8月21日 23時