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似ているようで違う ページ27

新八side

その人…河上鬼一さんは神楽ちゃんと公園で出会い、そこから色々とあって万事屋でお悩み相談を受けていると話してくれた。
少し警戒していたけれど、定春や神楽ちゃんが普通にしているから今のところ彼に敵意は無いのだろう。それに彼の態度から、僕達を傷つけようという意志は無いように感じた。

「えっと、河上さん。失礼な事を聞いてもいいですか…?」
『何でござるか?』

普通にお茶飲んでるし…。というかあの音漏れヘッドホンでこっちの声聞き取れてるの凄いな……

「鬼一さんは、その……鬼兵隊の方……ですよね?」

…え、湯呑み持ったまま動かなくなったんだけど…!?も、もしかして僕、聞いちゃいけない事聞いて…

『バレてしまったでござるか』

ってオイィイッ!?何今の硬直は!何で固まった!?
そして何でそんなサラッと認めちゃうの!?一応鬼兵隊ってテロリストだよね!?

「何だお前、鬼兵隊だったアルか」
『また万斉に怒られてしまうでござる…』
「いや、見た目ですぐバレますから。何で変装しないんですかアンタ!」

コートの見た目とか髪色とか違う気もするけど、パッと見は完全にあの人斬り万斉なんだよなぁ!というかこの見た目で公園に居たとか…恐れ知らずだなこの人っ!

「なら話は早いアル。あの包帯野郎にさっさとお縄につけって言ってやるのがお前の役目ネ」
『そんな事を言ったら首飛ばされて魚の餌でござるよ神楽殿』
「それもそうアルな!」

笑い合うなぁああぁっ!!何雑談会みたいな空気で物騒な話してんの!?何なのこの二人ぃいぃ!!

「と、とにかく!鬼一さんの悩みは分かりましたから!まずはそれを解決しましょう!」

このまま物騒な雑談会聞いてるのなんて嫌だよ僕!…でも、やりたい事探しかぁ……
……そうだ。

「試しに今のお仕事とは別の事をしてみませんか?鬼兵隊だと武力の方が求められるかもしれませんけど、腕が立つだけが強さじゃないと思いますよ?」
『そうでござろうか…?』
「はい!刀を扱う以外で役に立つ事も沢山ありますし、試してみてもいいと思います」

鬼一さんは僕の提案を聞いて、顔を顰めて悩み始めた。
本当に悩んでるんだ……。鬼兵隊の人達って"高杉命!"って感じの人達しか居ないと思ってたけど…

「(この人は何だか…ちょっと違うのかもしれないな……)」

初めて聞く自分を知る第一歩→←それがその人との出会いだった



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設定タグ:銀魂 , 男主 , 河上万斉   
作品ジャンル:アニメ
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九龍(プロフ) - 連夜さん» コメントありがとうございます!こちらはこちらでまた色々と違った道を辿ると思いますので、楽しみにしてて下さい!無理せずに更新頑張ります!! (6月3日 1時) (レス) @page29 id: c0b6840b43 (このIDを非表示/違反報告)
連夜 - 真選組の方も見ました!!高杉晋助カッコイイっス。鬼兵隊は家族って感じがなんかします。真選組は同志とか兄弟みたいな。主人公も少し設定が変わってて、真選組との絡みも前世?の記憶みたいで面白いです。応援しています。無理せずに。 (6月3日 1時) (レス) @page29 id: 433cf63c41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:九龍 -くーろん- | 作成日時:2023年5月29日 1時

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