3、驚きを隠せない ページ4
「フェリドくーん」
と、何度か呼ぶと中からひょこっと顔を出した
第七位始祖
フェリドバートリー
ﾌｪﾘﾄﾞ「まってたよん
クローリー君」
と、いつも通り意地悪そうな笑顔だ
今日はホーンとチェスには留守番を頼んだ
フェリド君が1人でって言ったからね
それより
「凄いいい匂いするんだけど
ここに、子供でもいるの？」
と聞けば
ﾌｪﾘﾄﾞ「まぁね♪
こっちきて♡」
うわぁ……
なんか
嫌な予感
隠し扉のような……
本の一部を押したら棚が動き
扉が出てきた
何隠してんのこの人
ﾌｪﾘﾄﾞ「どうぞ〜」
と、僕を促した
中には真っ白な部屋に
白で統一されたベッドや本棚
「ここにいたら頭おかしくなりそう」
ﾌｪﾘﾄﾞ「そうですか〜？
綺麗ですよ〜」
と言うけど綺麗だけど
ちょっと落ち着かない
それより何よりも
「あの棺……」
というと
除けと言うように目線を送った
僕は1歩ずつ近づき
棺に付いてる顔だけが見える所を開けた
「……は？」
ﾌｪﾘﾄﾞ「やぁ〜驚きました？」
いや
驚くも……なにも
人間……
それに
どこか見覚えが……
似てる
似てるだけ
!!!
『おはよう』
「あ、うん
おはよう」
え、僕何か言わしてんの
いきなり目を開けたからびっくりした
『……？なんか会ったことない？』
この子も
「無いはずだけど
僕も君にはあったことがある気が……」
ﾌｪﾘﾄﾞ「まぁまぁ
クローリー君
棺開けてあげて」
「分かったよ」
とりあえず棺を開けた
そこからは
黒い髪をセンターで分けた
ショートの神の女の子が
上半身を起こした
『棺って落ち着くね』
ﾌｪﾘﾄﾞ「ですよね〜」
ちょ、っと
いや生きてるはずないじゃん
なのに
は？
「フェリド君
きみ、何のつもりなの？」
どうして
僕の家族がここに
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作者名：蝶形骨 | 作成日時：2017年5月1日 18時
