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｢あの、お名前は･･･。｣
モデルみたいなスタイルの彼と肩を並べ、
彼の車が停めてある駐車場まで歩く。
｢あ、名乗ってなかったっすね。
永瀬廉っていうんでよろしくお願いします。
優太とはまぁ、同じ大学で先輩なんすけど
めちゃくちゃ仲良くしてもらってます。｣
｢･･････そうなんですか、恥ずかしながら知らなかったです。｣
と、優太と仲のいい友人の一人さえ
把握していない自分に肩を落としていると
｢いや〜、優太って意外と嫉妬深いんすよね。
だから、あんまりAさんの前で
他の男の名前出したくないんやと思います。｣
と、苦笑いする永瀬さんに
私も苦笑いすることしか出来なかった。
永瀬さんが運転する車の助手席に座ると
｢僕がここまで送ったこと優太には
内緒にしてもらってもいいですか？
後々、面倒になりそうなんで。｣
と、さっきと同じ苦笑いを浮かべた永瀬さんに
疑問を抱きながらも首を縦に振った。
｢わざわざ送ってくださってありがとうございました。｣
車で約10分のところにある総合病院。
永瀬さんは、優太の部屋の鍵を私に預け、
｢僕がこんな事言うの生意気やと思うんすけど、
優太のことよろしくお願いします。｣
と、真っ直ぐな瞳を優しく細めて、ぺこりと頭を下げた。
｢もちろんです。｣
活きのいい返事をしたあと
優太がいる病室へと向かう為に、面会受付を済ませたあと優太がいる病室へ足を運んだ。
カーテンで仕切られている病室に入り
優太の名前の表示があるベッドのカーテンを開ければ
｢･･････わっ！！！！ビビった、｣
周りにも患者さん達がいるのに
大きな声でビックリされちゃうから、私までその反応に驚く。
｢･･････優太、｣
｢Aじゃん･･･え、夢じゃねぇよな？｣
突然の私の姿に、徐に目を擦り始める優太。
｢良かった･･･元気そうで。｣
｢もしかして、俺ん家来てくれたの？｣
｢うん。そしたら永瀬さんが出てきて
優太が入院してるって聞いて。｣
｢ビックリさせちゃってごめん。
すぐ連絡したかったんだけど、携帯ぶっ壊れちゃってさ。｣
目を擦るのをやめたかと思えば
今度は、頭を掻きながら困ったように笑ってる
コロコロと表情が変わって、忙しい人だな。
そんな所がやっぱり、愛しくてしかたないけど。
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ひより(プロフ) - aさん» ありがとうございます(*^^*)話数が余りましたら、おまけとしてアップしますね♡ (2023年3月23日 21時) (
レス) @page8 id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - エンジェルキッス、素敵なお話すぎました（ ; ; ）また機会があれば続編も見てみたいです（ ; ; ） (2023年3月23日 13時) (レス) id: a51afee712 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - ゆの（KP）さん» ありがとうございます(*^^*)ぜひ次回の更新時も読んで頂けると嬉しいです♡ (2023年3月23日 12時) (レス) id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの（KP）(プロフ) - すんごく素敵でした、すんごくおもしろかったです、また読みに来させていただきます。 (2023年3月22日 16時) (レス) @page21 id: ebd16971c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより
| 作成日時：2023年3月22日 0時
