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息を切らしながら優太の部屋のインターフォンを押せば、
＿＿＿＿＿＿＿ガチャッと、無言で開くドア。
呼吸を整える暇もなく、
既に泣きそうな顔を上げれば
｢･･･え、誰･････････。｣
そこには、この部屋に住んでいるはずの優太ではなく
初めて見る顔の男の子がいた。
｢･･････あの〜もしかして、｣
彼は、目をまん丸にさせてる私を見て
あっ！と何かに気づいた素振りを見せた。
｢優太の彼女さんっすか？｣
｢･･･え、あ･･･はい。｣
｢今、優太病院にいるんすよね〜
あ、でも全然軽い事故なんで心配しなくて大丈夫っすよ。
まぁ、携帯はぶっ壊れて左手首骨折してますけど。｣
｢････････････えっと、その･･･あの･･･。｣
まるでデジャブかと突っ込みたくなるほど
再び目に入る情報と耳に入ってくる情報量が多すぎて理解が追いつかない。
優太の知り合いって、イケメンしかいないの？
しかも、芸能人並みかそれ以上じゃん。
と、ひとまず目に入る情報を処理し終えたところで
もう一度、彼に優太の今の状況を聞く。
｢優太が病院にいるって、どういうことですか？｣
｢昨日の夜、僕が優太を誘って飲みに連れ出したんすけど、
ずっと心ここに在らずって感じで。
信号、赤になってんのにボーッとしたまま歩いてたせいで
通ってるバイクに気づかんかった優太が軽くぶつかっちゃったんすよ。｣
｢･･････っえ、それで･･･右手骨折？｣
｢右手じゃないっす、左手首っす。｣
｢あ、すみません。｣
端麗な顔立ちから発せられるソフトな関西弁で
伝えられた優太の状況を、ゆっくり呑み込んでいく
｢携帯もぶっ壊れてるんで、連絡取れない状態なんですよ。
だから俺が優太に頼まれて留守番してたって訳です。
もし彼女さんが来たら、俺が状況を説明できるように。｣
｢･･･そうだったんですね、ありがとうございます。
ちなみにどちらの病院ですか？｣
｢〇〇病院です。
下に車停めてるんで送りますよ。｣
｢えっいや、そんな訳には･･･。｣
大丈夫です、と全力で遠慮をする私に
苦い顔して笑う彼が言う
｢僕が無理やり連れ出したせいでこうなったんで
これくらいはさせてください。｣
と、そんな言われ方をしたら
断りきることも出来なかった。
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ひより(プロフ) - aさん» ありがとうございます(*^^*)話数が余りましたら、おまけとしてアップしますね♡ (2023年3月23日 21時) (
レス) @page8 id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - エンジェルキッス、素敵なお話すぎました（ ; ; ）また機会があれば続編も見てみたいです（ ; ; ） (2023年3月23日 13時) (レス) id: a51afee712 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - ゆの（KP）さん» ありがとうございます(*^^*)ぜひ次回の更新時も読んで頂けると嬉しいです♡ (2023年3月23日 12時) (レス) id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの（KP）(プロフ) - すんごく素敵でした、すんごくおもしろかったです、また読みに来させていただきます。 (2023年3月22日 16時) (レス) @page21 id: ebd16971c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより
| 作成日時：2023年3月22日 0時
