２７：心の距離。 ページ27
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思わず声を掛けてしまったけど
学校帰りに少し言い合いになってしまった私達。
今回の件に関しては
100パーセントで廉が悪いと思うんだけど
スマホから私に視線を移した廉は未だに不機嫌な顔してる
｢こんな時間まで何してたん｣
｢こんな時間って･･･まだ21時前だけど｣
｢学校終わってから5時間以上経ってんねんで？
あの いかにも遊びまくってそうな先輩と何して遊んでた訳？｣
何をそんなに苛立っているのか
理不尽に詰められる私。
廉は先輩の派手な見た目に対して
完全に偏見を持っているようだけど廉は何も知らないだけ。
｢先輩のこと、誤解しないでよ。
廉が思ってるような人じゃないし
なんなら廉よりも優しい人なんだからね。｣
｢･･････そんなん騙されてるだけやろ。
なにムキになってんか知らんけど、
そのうち泣かされることになるのはお前やで。｣
何をどう考えたら、そんな言葉が出てくるんだろう。
廉が不機嫌な理由も分かんないし
私が責められるのも納得いかない。
｢なんでそんなに口出ししてくるの？｣
｢･･･。｣
｢わざわざ家の前で私の事待ち伏せして
それが言いたかったわけ？｣
感情任せになれば、
どんどん開いてしまう私と廉の心の距離。
だけど今は、何故か我慢できなくて。
溢れ出る気持ちを上手く呑み込めそうにないんだ。
｢なんやねんその言い方。
お前のこと心配したっただけやん。｣
今までにないくらい冷たく低い声で
そう言い放った廉は
私の返事も待たずに自分の家へと帰っていった
心配ってワードに一瞬心が揺れたけど
上から目線な挙句、最後まで不機嫌な廉の態度に
私の気持ちもいい加減なものになってしまっていた。
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くちゃん - はじめまして。ひよりさんの作品めちゃくちゃおもしろくてだいすきですт т ❤︎こよりさんのほうのパスワードは教えていない感じですか？(ㅠ︿ㅠ)とても読みたいです、、 (10月12日 1時) (
レス) id: 248356e3db (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - え！好き！好きです！あのなんて言うんでしょう、…可愛い！！作品自体がなんかもう可愛い！夢主ちゃんの性格好きだし、そしてなにより永瀬様と平野様がかっこいい…！（様付けキモくてすみません）応援してます！！ (2022年12月30日 22時) (レス) @page26 id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより
| 作成日時：2022年6月4日 16時
