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びくっと肩が震える。
慌てて抜け出そうとしたがそれも適わず。
せめてもの抵抗で後ろを向いた。
『そんなに嫌か』
｢嫌っていうかさ…離して｣
思い出すのはあたしの家。
またこのノリを繰り返すの？
少し、出ようと毛布から足を出してみる。
そうすると見事に後ろから足が絡められて、お腹に腕が回ってきた。
｢だいき、｣
『しぃー。起きるで？美結たち』
首元で話される感覚がくすぐったい。
触れている部分に神経が集中する。
｢やめて…｣
『いやー』
あまり大きい声を出すわけにもいかず、静かな抵抗をしていた。
全く効果はないけど。
『寝よや、眠いやろ？』
｢でも｣
『…バレへんから』
｢そういう問題じゃなくて｣
顔が見えないことが唯一の救い。
あいつを…思い出さないですむ。
そのうち中からもそもそとツバメが出ていって、とっとっとっと神ちゃんの方へ行ってしまった。
隔てるものがなくなったからか、距離は縮められるばかり。
『…お願い。寝て』
身動きがとれない。
｢何で…｣
苦しかったのはあたし。
けれどそれ以上に苦しそうな声を出す大毅。
見えてきた大毅の気持ちに、気づきたくない。
他の人とは確かに違う存在でも
男だという括りが邪魔をする。
誰かに好意を寄せられることすらも…怖くなってしまった。
あんなやつに囚われたくないのに、どうしようもなく疑ってしまう。
いつか終わる。
始まったものはいつか終わりを迎える。
しょうがないことだと分かっていても、あんな終わり方をするなら始めない方がマシだと。
自分に暗示をかけているのだ。
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ひーな(プロフ) - 最初のアカツキの表現好きです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年6月7日 17時) (
レス) id: 773923ce37 (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 凜憧さん» 凜憧さん！コメントありがとうございます´`* 共感する部分ありましたか…すごく自己満作品だったのですが、そう言っていただけて安心です。こんな重岡大毅が居てくれればなぁ…笑 (2019年5月30日 15時) (レス) id: 94c6d0cc26 (このIDを非表示/違反報告)
凜憧(プロフ) - 更新お疲れ様でした。共感する部分とこんなふうになったらいいなという希望を含んだ部分がすごく染みました。完結お疲れ様でした！ (2019年5月28日 17時) (レス) id: f3cbf63448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カジャ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時：2019年5月1日 18時
