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「失礼します。」


「では社長、僕はこれで仕事に戻りますね。」

「ご苦労だった。では伊藤殿、さっそくで悪いが、今日から働いてもらうぞ。」


いつもの威厳でおっしゃる諭吉さんはやっぱり怖い。けどあれです。
その怖さに隠れるかわいさがたまりません。
鼻血でそう。



「簡単なことは国木田に説明させよう。」

「了解しました。」


やばい、シラフで脳内変態ジャンキーってやばくないですか私。



「あなたが国木田さんですか。よろしくお願いしますね。」

「あぁ、伊藤Aだな。よろしく頼む。」

「Aでいいですよ、国木田さん。
お仕事は何をすればよいでしょう?
あ、デスクはどこを使えば…」

キョロキョロと周りを見て問いかける。
あ、ちなみにキョロキョロと聞いて少しでも思考にキョロちゃんが出てそこのきたあなた……



今日の運勢は大吉です、おめでとうございます。


「Aのデスクはここだ。
そして書類はこのように処理する。」

国木田さんはトンッと机に手をおいて場所を示してくれた。
そしてカタカタとパソコンを操作して説明をしてくれる。


「はじめは慣れないだろうが少しずつ積み重ねて……っておい…A?」


早速説明された通りにエクセルに打っていく。
タイピングは得意です。

「こんな感じですかね?これはどうすれば?」

「あ、…あぁ、整理が終わったら資料室に持っていってくれ。
こっちだ。」


そう言って国木田さんは部屋の外へのドアに向かっていった。
慌ててそのあとを追いかけ、後ろについていく。


「ああ、敦。ちょうどよかった。」

「あ、国木田さんと…さっきの……。」

「伊藤です。よろしく。」

センラヘアーの白髪の男の子が
手に大きな封筒を抱えて奥の部屋から出てきた。

「敦、皆を集めてくれ。新入社員を紹介する。」

「わかりました!任せてください!」

元気よく返事をした敦と呼ばれる少年はタッタッと駆けていった。


「アイツも皆とまとめて後で紹介しよう。
まず資料室だが…」


少し薄暗い部屋はどこか心地いい古い紙の香りが漂う。
そしてパチッと言う音と共に
一気に部屋に明かりがともされる。

「その書類はこっち、
資料がいる場合はここから必要なものを取ってくれ。」

細かく説明してくれるので、万年筆で手帳にメモをする。


そして、さっきの部屋に戻ると
数人の男女が集まっていた。

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空き地@ktnk - 初コメ失礼します。とても面白いです!更新されることを待っています!頑張ってください! (2020年9月24日 7時) (レス) id: da313b2c7d (このIDを非表示/違反報告)
リンレイ - 凄く面白いですね!更新楽しみにしてます! (2019年10月21日 7時) (レス) id: 551bea7f08 (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - めっちゃ面白かったです。更新復帰楽しみにしてます。 (2018年1月28日 16時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2017年8月13日 3時

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