七話 ページ8
太「さてセラちゃん芥川君が治療中の今話しておきたい事があるんだけど…善いかい?」
急に真面目な顔になった太宰さんはそう云った。大方予想は着く
「はい、どうぞ」
太「君は本気でマフィアに居続ける気かい?」
「はい」
太「じゃあ、此の侭私が君を探偵社に無理やり連れ去ったら君は如何する?」
「…そんな事しないでしょう?」
太宰さんは基本俺の意思を尊重してくれる
「それに、そんな事をする組織でもない」
太「もし、の話だよ」
若しも、此の侭太宰さんと一緒に居れたなら…
「そりゃあ嬉しいけど…僕はマフィア。今僕は貴方のリストよりヤバい物になってます…光には…太宰さんの様には…もう成れない…」
成りたくてももう遅い
太「やっぱりあの日､君を連れるべきだったね」
「あの頃だって相当拙かった、大した差はないでしょう?…ボスから何か云われている件に就いては中也さんに全部押し付ける心算です」
ニヤッと笑う…まあ、無理だと思ってんだけどね
太「君は優しすぎる」
「僕が?真逆」
太「君は、感情を殺し過ぎてる…」
感情か…随分と前に捨てたものだ…
「そんなの持ていたら…大切な人が死んでしまった時…」
如何したら…善いんですか…大切な人が居なくなってしまった時に、一体如何すれば…
「僕はもう二度と何も失いたくないんです太宰さん。大切な人も居場所も。それに僕がマフィアを抜けたら誰がストッパーになるんです?」
太「矢張り私の所為じゃあないか!私が君を((「違う!此れは僕の意思。マフィアで生きると決めたのは、僕自身です」
俺はきっぱりとそう云い切った
太「…っセラちゃん…」
与「話途中で悪いんだけど治療終わったよ。楽しませてもらった」
「ありがとう、助かったよ」
彼女に頭を下げる
国「抑々貴様は太宰の何なんだ」
「…何って…太宰さんは俺の恩人」
国「お…恩人…?太宰が…?」
そ、と肯く
太「君は本当に頃祖を続けたいと思のかい?」
「生まれてから今迄殺し以外の事しましたっけ?」
太「初めて君が殺しをしたのは…私を守る為だった。もう記憶に無いと思うけど…それでもその日、私の所為で…20人弱の人間を殺している」
「一番よく覚えている戦場はあの舞踏館。一番よく覚えている殺しの場面は…室内の真っ白なシーツが…紅く染まって行く所…」
太「森さんが先代を殺した時か…君は4歳だね。あれは私も覚えているよ」
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幸祐 - 夜碧さん» ！！！済みません…忘れてました…!!!ありがとうございます(*^。^*)これからも堕作者ですが、宜しくお願いします (2017年4月3日 11時) (
レス) id: 7384e0d041 (このIDを非表示/違反報告)
夜碧(プロフ) - 初リプ失礼します。凄く面白くて�気�ら一気に読めてしまいました！続きが楽しみです！！ �犬世吋�リジナル作品のタグ消し忘れてませんか？？(;´･ω･) (2017年3月29日 16時) (レス) id: 2aab9f93c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸祐 | 作成日時：2017年3月23日 15時
