後輩だって�� ページ13
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別にまだ先輩のことは好きじゃない。
まず仕事が出来過ぎて男泣かせなところ。普段笑わないところ。最近ちょっと厳しいところ。でもちゃんと俺を見てくれてるところ。あとはたまに笑うところ。というか割と俺には笑うところ。あ、美味しそうに蕎麦食べるところも。あとは…
って、はあ。何考えてんだろ。
「たまー」
「みやたあ」
「ここではその呼び方やめてって」
項垂れる俺を呼んだのは幼馴染であり先輩である宮田。別に俺がここに入社したのは宮田が居るからとかじゃなくて、そうたまたま入ったのたまたま！玉だけに！
「…で、なに」
「Aちゃん見てない？」
「見てなーい」
どこ行ったんだろーって見渡す宮田は、Aさんの元直属の上司らしい。…ん？なんで元、なんだっけ？
「おっかしいな、ご飯行こうって話してたんだけど」
「Aさんと飯？俺も行くー」
「そのAさんが居ないから探してるんだけどさあ」
スマホ鳴らしても出ないんだよって宮田が画面を見せる。
「え？出ないの？Aさんって常に持ち歩いてるじゃん」
「あ、そうなんだ。じゃあ尚更変だなあ」
「Aさん出ないことなんて滅多に無いよ。宮田が嫌われてるんじゃないの？」
「なわけないよ、Aちゃんは俺のこと大好きって言ってくれてるから」
はあ？って声を上げると、え、なに？って驚く宮田。
なんだよ大好きって…え、まさかAさんの好きな人って宮田なの？うそー……そんなことある？
「あはは、露骨だな玉は」
「……」
「違うって。Aちゃんは俺を上司として好いてくれてるの。俺もAちゃんは部下として大切」
「…べつに」
「ま、Aちゃんの最初の上司は俺だしね〜」
宮田のくせに生意気な発言を残して、休憩室から出ていく。やっぱり宮田がAさんの上司だったってことは、変わった理由があるはず。…んん、なんでだ。
とりあえず宮田を追いかけて横に並ぶ。
「ねえ何でAさんってさ、宮田から」
「あー昼ごはんの時間が減ってく！Aちゃんどこー！」
わざとなのか、俺に被せるように言う宮田。…確かに時間はないけれども！あーもう、いいや。後で問い詰めよう。
「…とりあえずAさんが携帯でないってことは、普段ならあり得ない」
「ほうほう」
「てことは今手元にないってこと」
うんうんそれで？と聞く宮田。呑気。
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ナナシ(プロフ) - りーちゃんさん» コメントありがとうございます🐿お題いただいてからお時間かかってしまいました😿そこまでドンピシャとは…❕嬉しい限りです♪こちらこそ素敵なお題、ありがとうございました🙆🏻♀️ (2022年5月18日 21時) (
レス) id: 18aa49fd4f (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - ナナシさん最高じゃないですか🥰玉森くんの同期が二階堂くんなのも北山先輩が煙草吸ってるのもわたしが脳内で思い描いてた通りでびっくりしております🥺お題を丸投げしちゃったのに素敵なお話書いてくださって感謝です🫶🏻 (2022年5月17日 22時) (レス) @page5 id: 08f03cdb41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシ | 作成日時：2022年5月3日 21時
