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翔太さんが言っていた通り、午後からもう一人の子供クラスの講師が出勤してきた。
その人は面長で鼻が高く、その場にいるだけで圧倒するような眩しいオーラを持つ俺より何歳か年上の男性だった。
照「初めまして、俺は岩本照。コイツに誘われてもう2年はここで働いてるかな。大学では先端芸術表現を専攻してて、デジタルイラスト、写真、身体表現、音楽とまあ、結構色々やってたんだ。俺は基本土曜日にしか来られないから、あんまり一緒にはできないと思うけどよろしくな。」
彼は本業としてダンスの講師や専属トレーナー、をして副業として教室の講師に来ているとのことだった。
初対面ともあり、最初は緊張で上手く話せなかった俺だったが、照さんは話してみると中々気が合った。
特にダンスについては俺もダンスを習っていたことから、俺が1聞けば、彼は10返してくれた。
俺たちはあっという間に意気投合し、夕方教室が終わるころにはすっかり兄弟のように打ち解け合っていた。
蓮「こっちの筆は俺が洗っておくんで、あっちの方お願いします！」
照「分かった。ねぇ、見てよウェーブ！」
蓮「あは！すごーい！」
翔太「楽しそうだな、二人とも。」
俺たちの仲睦まじい姿を遠くの方から見ていた翔太さんが少しいじけたように唇を尖らせた。
翔太「何か仲間外れみたいで俺、ちょっと寂しい。」
そう言って照さんの肩にすり寄る翔太さんに俺が苦笑いする。
翔太さんは少し寂しそうに肩を落として、トボトボと教室を出て行った。
俺はその後姿を見送り、照さんの方に視線を戻す。
蓮「彼とはいつから知り合いなんですか？」
彼らの関係は傍から見ればまるで兄弟のように親し気で自然だ。
照「俺が高校の時だから、もう知り合って10年は経つかな。寮で同じ部屋だったんだよ。」
蓮「へえ、じゃあ本当に長い付き合いなんですね？」
思った以上に深い関係で俺はドン引きしたのを表情に出さないように必死に顔を強張らせた。
照「あと一人、同室に居たんだけどね。寮は三人部屋だったんだ。その子はアイツの親友で、学科は違ったけど仲良くしてたよ？」
蓮「その人ってもしかして、阿部亮平？」
照「何で知ってるんだ？」
蓮「俺、今その人の家でお世話になってるんです。」
彼は俺の言葉を聞き、驚いた顔をした。
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雛(プロフ) - まりなさん» お返事遅くなり、申し訳ありません(汗)コメントありがとうございます！本編が終わってからになりますが、リクエスト書かせていただきます。こちらこそ、これからも末永くご愛読のほど宜しくお願い致します。 (2022年1月25日 20時) (
レス) id: 9f89b51e27 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初めまして、雛さんの作品をいつも楽しみに読んでいます！リクエストなのですが、このお話の中に出てくる登場人物の過去編や未来編、だてさくメイン編も読んでみたいです！宜しければ書いてくださると嬉しいです！ (2022年1月22日 13時) (レス) id: 4c6ff4de06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛
| 作成日時：2021年9月19日 20時
