うるさーい！ ページ20
無事に彼方にぃから解放されたのが午後6時。
長く居すぎてしまった。
「…うへえ…締め切りヤバイよ…
………こりゃ、徹夜かな…？」
自分の部屋で途中のイラストとにらめっこ。
少し前に買ったばかりの新しめのペンタブを使い、
続きを描き始める。
…うん、使いやすい。
いよいよラストスパートっていう、勢いに乗っているときに、
ドアがノックされた。
「Aー？司兄がそろそろご飯だってー」
真冬にぃの声だ。
毎度のことながら、やはり聞き取りやすいし癒される声だ。
……実を言うと、一番好きな歌い手さんだったりするからね。
でもまぁ、なんであれ、今はこの勢いをとめる訳にはいかない。
「……今日はいいやーいらないよー」
画面から一切目を話さずに言う。
一分一秒の時間も無駄にはできない。
すると、私の言葉からだいたい5秒後に
どたどたとせわしない足音が聞こえた。
そしてその数十秒後。
今、私の部屋にはお兄ちゃんが勢揃いしている。
「ねぇ。俺が作ったご飯食べないの？」
「………あ、ごめん…。その…俺、なんかした…かな…」
「A…ご飯はちゃんと食べないと、体調崩しちゃうよ…！？」
「え、ちょ、学校でなにかあったの！？」
「…え！？学校は、とくになかったと思う…けど………
ダイエット…とかだったら必要ないよ！？」
黒いオーラから、ちょっぴり心配が見え隠れしている司にぃ、
あたふたしながらこれまた心配そうに言う彼方にぃ。
涙声で説得力のあることを言っている真冬にぃ、
いつものテンションで、でも心配してくれている翔太にぃ。
もしダイエットだったら殴り飛ばしたくなるようなことを言った瑠璃。
………うるさい。
心配してくれているのは嬉しいけど、うるさい。
そのため、描くのが難しい。
「……うるさいよ…今は、あんまり話かけないで。」
遠回しに言うより、ずばっと言うべきだと思う。
と、ほとんど無表情でいい放ったため、兄達は数秒フリーズ。
「……は？反抗期なの？え、ちょっと許せないな？」
「……は、反抗期…？！
でも…成長してる…ってこと、だろ…？」
「……うわーん！しょーたぁ！！！
Aがぁ！！」
「……よしよし。真冬。俺も泣きたい…！！」
「…あ、えっと…僕はその…えっと…反抗しなくても…」
だぁ！もう！！！
うるさーい！！！！！
近くのクッションを兄達に投げた。
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凛(プロフ) - とても面白い小説をありがとうございました!!!!!!これからも頑張って下さい!!!!!!応援しています(*´ч`*) (2017年1月2日 22時) (
レス) id: b879c51270 (このIDを非表示/違反報告)
桜野カリン@フルートの基礎練疲れたなう(プロフ) - その育成ゲーム面白いっすよね！僕の推しは首落ちてしねよりの全員です！これからも応援してます！！ (2016年12月17日 11時) (レス) id: e26a6661a3 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - こんな兄達がほしいです！！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2016年12月15日 16時) (レス) id: 082bcd4484 (このIDを非表示/違反報告)
悠里(プロフ) - とても面白いです。その育成ゲーム()ハマりますよね。伊達組とニキ推しです。精神が安定したらでいいと思うので更新頑張ってください。上からに見えるかもしれませんが、応援してます。 (2016年12月15日 11時) (レス) id: 125ff204f4 (このIDを非表示/違反報告)
瑠奈(プロフ) - とてもおもしろいです！ゆっくりでいいので頑張ってください！上からですいません！ (2016年12月5日 17時) (レス) id: 81821457aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使 | 作成日時：2016年8月11日 10時
