＃Dragon Fang...14 ページ16
・
＿＿＿そして。
歓迎フィーバーがようやく落ち着いた頃。
『やっと本題に入れるな...』
「そうだそうだ、お前、わざわざここまで戻ってきたんだもんな。して、要件は？」
『別に、そこまで大したことじゃないけど＿＿＿、』
・部屋割りについて。
・この後大倶利伽羅と、稽古場で練習してもいいか。
・練度が良いところまで行ったら、この面子で出陣することは可能なのか。
...諸々。
伽羅に言われた事と、自分が気になった事をこの際聞いてみることにした。
人に物を伝えるときは、簡潔に、分かりやすく。
これはやはり、常識だろう。
一通り伝え終えたところで、主は顎に手を当て、少しだけ考える素振りを見せた。
「そうさな...、稽古場については、ちょうどこの後、二人分空きがあるんだ。暇な時に入ってもらって構わない」
『...そうか』
「問題は、その次の事だな」
「？...蒼ちゃんが出陣して、何か都合の悪いことがあるのかい、主？」
「いや...、何てったって蒼天竜、お前には"前例が無い"」
『＿＿＿＿！』
そもそも、政府の中で「蒼天竜景秀」という刀剣は、実装されていないという。
それに加え、刀剣"女士"である点。
依り代とする刀が二振りの太刀である点。
私の存在そのものが、前例に無いという。
「正直、今までの男士たちと同じやり方でお前が戦うとなると、苦戦する気がするんだ。
何せ戦闘スタイルから訳が違う。それにな」
『...まだあるのか...?』
「お前には、刀装をスロットできる空きが無い」
「「「「......！？」」」」
ピッ、という電子音を立てて、主が宙にスクリーンを映して見せる。
ピッ、ピッ、ピッ...。
慣れた手つきで操作し、たどり着いたのは私の欄。
＿＿＿ズームで表されたスロットには、確かに、刀装とやらをはめる場所はなかった。
「これじゃあ、お前の代わりに敵からのダメージを受けてくれる奴がいなくなる。遠方攻撃を可能とする弓やら銃やら投石やらの兵の装備も不可能。時間遡行軍も刀装をつけてきている辺り、それはこちらにとっての相当な痛手だ」
「そ、そんな...！」
愕然とした様子の光忠。
私はそれをただ見つめ、主の次の言葉を待った。
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＊紫苑＊(プロフ) - 瑠色さん» ご指摘していただきありがとうございました！早急に直しました。おっしゃる通りですね...以後気を付けますが、もしまたこのような事がありましたら、遠慮なくコメントしてください！ (2019年2月18日 19時) (
レス) id: 9bd0eaa6f6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠色(プロフ) - 失礼します。そねさんは長曽祢虎徹です。蜂須賀さんも虎「徹」です。
細かいですが、銘は大切なものなので、気をつけてください。 (2019年2月18日 1時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
＊紫苑＊ - 月夜桜さん» コメントありがとうございます！刀剣乱舞の伊達組メインのお話って意外と少ないですよね〜。作者による作者の為の俺得小説とはまさにこれですが、それでも伊達組沼に共感してくださる方がいて、とっても嬉しいです(≧▽≦)頑張ります！ (2018年9月27日 6時) (レス) id: 9bd0eaa6f6 (このIDを非表示/違反報告)
月夜桜 - すごい面白かったです!伊達組メインとか俺得!これからも更新楽しみにしてます! (2018年9月25日 19時) (レス) id: d530b8b740 (このIDを非表示/違反報告)
ぐじゅぇり - 喧嘩上手の戦上手の…………喧嘩はわからんが、うちは薬研が一番レベル高いよ。 (2018年9月4日 19時) (レス) id: f643507f9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊紫苑＊ | 作者ホームページ：http://twitter.com/wakagi415
作成日時：2018年8月18日 20時
