【すとぷり】勘違いですってば！

必殺！逃げるの術 ページ14

Aside


翌日。


『はぁ...』


重い足取りで校門をくぐる私。

絶対あの人達諦めてないもん。
どんな攻撃されるか、心配でならん。


？「おーはよ♪」


『ひあっ！！！？？？？


...いきなり耳元で囁かないでください、ジェr...いや、牧野先輩...だっけ？」


ジ「そーや、あんまり呼び間違えんといてな？」


うーむ、難しいな。
初日に莉犬くんが呼び間違えた時の気持ちがやっと分かったよ。

って、そーじゃなくて！


『いきなり耳元で囁かれるとビクッとします！やめて下さい！！』


ジ「ふふっ...可愛ええなぁ？(ﾎﾞｿｯ」


『だーかーら、その耳元で囁くのをやめて下さいって...もう、いいです...』


多分、これがジェルくんじゃなかったら殴ってたよ？？←
全く...


ジ「んで？あの事に関しては、いつ認めてくれるん？」


『いつでも認めません』


ジ「えー」


あの事ってのは、多分マリンの事なんだろうなぁ。
絶対認めんぞ！！


さ「おはよー、...何やっとるん、お前ら」


ジ「Aちゃん問い詰めてる」


さ「俺も混ぜてくれー」


ジ「ええよー」


ちょ、なんでそんな「朝ごはん食べたー？」みたいなノリで話進めてんの！？


よし、こうなったら...


『必殺！逃げるの術ー！！』←


ジ＆さ「あっ！！」


ふっ...私は逃げ足だけには定評があるんだよ！！残念だったな(ﾄﾞﾝｯ!!)

痛っ！誰かにぶつかってしまった...


『あの、すみません！大丈夫ですk...あっ』



...私の目の前で、私と同じように尻もちをついた男の子。


それは、なんとなーくんだった。

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