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8話 ページ9

Aside

リンタロウさんは、始めは怖かった、でも優しくしてくれた。お洋服も沢山貰った。少し、、変な人だけど。

エリスちゃん以外はみんな森さんって呼んでるから、森さんって呼んだらリンタロウってよんでと言われてしまったからリンタロウさんと呼んでいる。

今はお兄ちゃんの車で家に帰っている途中。

黒の高そうな車だ。久々に見る。外の景色に私は少しワクワクしていた。

車に乗るのは今日が初めてだ、先刻も乗っていたけど先刻は色々なことが起こりすぎて頭が着いてきてなかった。

辺りは薄暗くなっていた。明かりが所々付いていて、綺麗だった。

ふと、お兄ちゃんを見てみた。お兄ちゃんは其れに、気づいたようで

「如何した?」
微笑み乍らそう聞いてきた

「ううん。何でもないよ」
と私は答えた。お兄ちゃん生きている。お兄ちゃんが近くにいる。其の事実が、嬉しかった。

声も、大きさも、口調も変わっていたけど、お兄ちゃんはやっぱり優しいままだった。

「着いたぞ」

フロントガラスの先に映っていたのはとても大きいビルが、建っていた。

「ビル…?」

「ん? 嗚呼、マンションだ」

「マンション?」

私は聞いたことのない言葉に少し戸惑った。

「簡単に云えば、たくさんの人が別の部屋に住んでる家だ」

「そうなんだ」

お兄ちゃんは私を抱えて中へ入っていった。凄く広かった。エレベーターは透けていて、お兄ちゃんは慣れた手つきで一番上にあった52と書かれたボタンを、押した。

部屋に入ると殺風景な空間が広がっていた。

少し家具などが置かれているがどれもきっちりそろえてあった。

寝室はダブルベッドが真ん中に置かれており隣にクローゼットがあった。

「 Aは、此処で寝ろよ」



「お兄ちゃんは?」

「リビングのソファーで寝るから問題ねぇ」

「一緒に寝るのは駄目かな…?」

云っちゃった。甘えちゃ駄目なのに嗚呼、なんで云っちゃったんだろう。云った言葉はもう戻らない。
私は只、お兄ちゃんの答えを待った。凄く短い時間の筈なのに、凄く長く感じた。

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雪見だいふく - あの、多分ねぇさんじゃなくていいあねさんです (2018年7月23日 10時) (レス) id: 45f0691588 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 文スト大好きおじさん(笑)さん» 一様、はじめが黒の時代編なので与謝野先生と出会ってないっという設定何ですよ〜() (2017年8月1日 10時) (レス) id: 46346c34a6 (このIDを非表示/違反報告)
文スト大好きおじさん(笑) - 与謝野さんがいるから治る!と、思いました!でも、太宰が気づかないとは (2017年6月3日 13時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 千さん» 有難うございます!!太宰さんも頑張ります!!次も(?)ワクワク出来るような作品が作れるよう頑張ります!! (2017年5月4日 23時) (レス) id: 805bfff9a4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - medaemonさん» 有難うございます!!本当に更新遅れて申し訳ないです。此れからはそんなことのないように…が、頑張ります。太宰さんのお話も頑張らせて頂きますm(*_ _)m (2017年5月4日 22時) (レス) id: 805bfff9a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼也 x他1人 | 作成日時:2017年4月20日 8時

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