検索窓
今日:4 hit、昨日:18 hit、合計:109,958 hit

13話 ページ15

中也side

シャンプーとか、買ったのはいいが、肝心なAを風呂に入れることが出来ねぇ。

妹とはいえ、もう11にもなる。それに俺は… いや、今はそんな話じゃねぇ。

…?まてよ…。Aの足は包帯が巻かれていたものの、痛がる様子もない、詰まり結構前に付けられた傷だ。 だが、俺らが組織を潰した時に女は1人も居なかった。詰まり、Aを風呂に入れていたのは…チッ 無性にイライラしてきた。

姐さんに頼むしかねぇか…。
今日は確か、姐さんは早くに、仕事をあがると言ってたはずだ。


「もしもし。姐さん、頼みたいことがあるのですが、この後空いてますか?」

「空いとるが、急じゃのう。何の用かえ?」

「詳しい事は会って話したいのですがいいですか?」

「じゃあ、私の部屋に来てくれるかえ?」

「分かりました」

ピッ

ポケットにスマホをしまうと、不思議そうな顔で此方を見ていた。

「如何した?」

「ねぇさんって…?お姉ちゃんなんていたの?如何しよう…全然覚えてない…。」

Aが頭を抱えて必死に思い出そうとしている姿が可愛くてつい、笑ってしまった。

「A、姐さんって読んでるだけで本当の姉さんって、訳じゃねぇ。俺を拾って育ててくれた人だ。」

「じゃあ… いい人…?」

Aは、あの組織の長に、散々な扱いを受けてきたからあまり、会いたいと云う気持ちでは無いのだろう。

「嗚呼、良い人だ」
ニカッと笑ってみせた。

「そっかー」
理由はよく分からないがAは嬉しそうにしていた

「着いたぞ」

14話→←12話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (105 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
228人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪見だいふく - あの、多分ねぇさんじゃなくていいあねさんです (2018年7月23日 10時) (レス) id: 45f0691588 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 文スト大好きおじさん(笑)さん» 一様、はじめが黒の時代編なので与謝野先生と出会ってないっという設定何ですよ〜() (2017年8月1日 10時) (レス) id: 46346c34a6 (このIDを非表示/違反報告)
文スト大好きおじさん(笑) - 与謝野さんがいるから治る!と、思いました!でも、太宰が気づかないとは (2017年6月3日 13時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 千さん» 有難うございます!!太宰さんも頑張ります!!次も(?)ワクワク出来るような作品が作れるよう頑張ります!! (2017年5月4日 23時) (レス) id: 805bfff9a4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - medaemonさん» 有難うございます!!本当に更新遅れて申し訳ないです。此れからはそんなことのないように…が、頑張ります。太宰さんのお話も頑張らせて頂きますm(*_ _)m (2017年5月4日 22時) (レス) id: 805bfff9a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蒼也 x他1人 | 作成日時:2017年4月20日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。