24 好感度向上問題 ページ24
◇◇◇
はい、呼び出しくらいました。
この人……お顔に影を作られているので、怖いであります。
店のほうはイイのでしょうカ??
何だか見覚えがあるような女性に頼んでたような……
なぜ私個人のために時間を作るのか。
なぜ人気のない場所に連れてきたのか。
おそらく黒の組織関連ですよね、ご愁傷さまです。
私は何も知りません。
威しても何も出ませんよ?昨日の今日で忘れたの!?
「どうされたんですか?」
おお……今日は演技力皆無だからなぁ。声がふるえてしまった。
ああどうしよう。怖がったら彼に疑われてしまう。
「何でなんでしょうか……」
ひぇぇ!な、何が!?
「…………え?」
こわいよこわいよこわいよ……
じっと見つめてくる青い双眼は、私から目を離してくれなくて……
逃げも隠れもしたいのに、どっちも叶わないよぉ〜。
というか私の思考……何だか幼くなってない?
サッと血の気が引く。
しかし目の前の彼によって、引いてった血が顔に集まるのが嫌でもわかった。
私の横髪、一房すくいとって…キ…キスするなんて///
戸惑う私を見上げる彼は、膝をつき
こんなにも異性を感じたのはいつぶりだろうか
過去を省みても、ここ数100年はなかったのではないだろうか。
これは幼児化か……?
それとも老化か?
耐性がまるっきしなくなっている様子は、老化と言っていいのかもしれない。
「どうして一人で来たの?」
微笑む彼は、私をどこか責めているようで、なぜか嬉しそうな……
薄ら寒い気配を感じ、逃げおおせようとこの部屋の入口へ向くも、
「待って」と腕を強く引き戻され、彼の腕の中に収められてしまう。
「あ、あの……降ろしてください」
皆さん、わかってるでしょう?
彼の腕のなかイコール身長差のある私の足は宙ぶらりんこ。
今彼に抱きかかえられている状況なのです。
「(陣くんの場所……)」
そう言って断れたらどれだけいいか……。
理解はしてる、私と彼は結ばれないって。
茶髪の彼女を追い求めているって。
◆
それを見たのは、綺麗な夜空の日。
彼の帰りを今かいまかと窓から外を覗き込んでいた。
門の前に彼の車が止まる。
ああ!待ち焦がれていた彼だ!!
彼を出迎えたい、その一心で玄関口へ向かった。
ウォッカもジンも、会話を盗み聞く者がいるだなんて思っていなかったのだろう。
でも、私は聞いてしまった。
(次回へ続く)
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ボス(あのお方)
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まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからと、頑張って下さい^_^ (2019年12月15日 14時) (レス) id: d5ce52b4e8 (このIDを非表示/違反報告)
謎NEX_睫育中♪(プロフ) - ぴぇぇ……読み返したら誤字が(泣)お話の更新はもう暫くお待ちくださいね。 (2019年3月24日 16時) (レス) id: 9811fe7262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:謎NEX | 作成日時:2018年12月21日 16時