＃２５：滝川 ページ27
独り言にも近い、土御門の声にこたえたのは、
一「滝川、どうだ？」
意外にも、一方通行だった
土「んん？滝川？なんでだ？」
一「統括理事会のクソ野郎共が言ってただろォが。名字は滝川ってよォ
まァ、正確には『電話』の野郎が言ってンだがな」
土「そうだったな。忘れてたぜ」
そう言う土御門の顔はなぜか、ニヤニヤと笑っていた
一方通行はその顔を見ると、チッ、と舌打ちをして顔をそらした
土「滝川か、どうだ？名前はそれでいいか？」
貴「よくわかりません」
土「ってか、滝川って名字じゃねえか。名前は・・・」
貴「無理に考えなくていいですよ。私なんかのために・・・」
土「だけど、名前ねぇと色々不便だよ」
貴「ですが・・・・」
土「あ、A！Aなんて、どうだ？」
貴「A・・・？」
土「おう。滝川A・・・。それが今日からお前の名前だ」
貴「私だけの、名前・・・」
土「よろしくな、A。今日からお前は俺達の所属する『グループ』で働いてもらう
いいか？」
貴「私のできることなら、・・・」
土「それじゃあ、決まりだな。じゃあ、ほかの奴らはおいおい、な」
そう言って、土御門はドアの方に向かい、
土「んじゃ、こいつの住む所はお前と一緒な、『お兄様』」
一「殺すぞ、土御門」
そう言いあって、土御門は出て行った
一方通行はAの方をむいて、
一「オマエは、俺のクローンなのか？」
貴「ええ、開発者たちからはそう聞かされています」
一「はァン」
一方通行は、Aの腕に巻かれている包帯に目を向けて、目を細めた
一「さぞかし、酷ェ目にあったンだろうな」
貴「それが、私にとって当たり前でしたから」
当たり前
そうだ、Aにとってそれがすべてだ
研究者たちは毎日のように、Aに言って聞かせてきた
�爐�前はそれだけのために生まれてきた、それ以外の価値はない”
貴「あの、助けてくれてありがとうございました。それから、これからも仕事のことで
よろしくお願いします」
一「ああ、じゃあ、俺はもう行く」
そう言って、一方通行は出ていった
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革ベルト
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優華(プロフ) - 続き待ってます (2013年7月24日 8時) (
レス) id: ff8980fff7 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - とてもおもしろいです。はやくつづきをよみたいです。 (2013年6月24日 21時) (レス) id: ce21c111b2 (このIDを非表示/違反報告)
遊歌(プロフ) - はじめまして(´ω｀)とってもおもしろかったです(ﾉ)´∀｀(ヾ)更新頑張ってください（＾ω＾）応援してます！ (2013年6月20日 18時) (レス) id: 54eedd23ef (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - 凄く面白かったです(*^^*)続きが気になります♪更新頑張ってくださいq(^-^q) (2012年9月25日 21時) (レス) id: 808d96fbb5 (このIDを非表示/違反報告)
莉璃杏 - 初めまして! めちゃ面白いですっ*´∀｀* 更新頑張って下さいっっ! (2012年3月23日 3時) (レス) id: 2a7523a404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つみたす | 作成日時：2011年10月14日 18時
