＃２４：識別番号（なまえ） ページ26
Aは、乾いた口を動かす
貴「あ、貴方が、私の、オリジナル・・・・？」
一「ああ」
短く一方通行は答える
一「ってか、こいつ本当に大丈夫か？今にも死にそうなんだが」
土『今日の実験内容は・・・・。うぇ、“多重能力の同時使用実験”
結果は、全身の骨がきしみ、各所から血が噴き出すって
えぐいな、人間を人間扱いしてねえ』
一「話は後だ、まずこいつを運ばねェと」
Aは会話を最後まで聞こえなかった
理由はAの肉体が限界を迎え、気絶したからだ
Aが目を覚ましたのは、病室のような場所だった
だが、周りには窓が一つもない
起き上がろうとした途端、全身に激痛が走った
貴「痛ッ・・・」
？「あら、起きたの？」
入口付近に白衣の女性がいた、見た目からして二十代くらいの女性だった
？「私の名前は芳川よ。芳川桔梗。よろしくね」
白衣の女性、芳川桔梗はAの近くにあった椅子に座った
芳「あまり無理に動かない方がいいわ。本当だったら、死んでてもおかしくない怪我よ
貴女、なにをしたの？“彼”は、なにも言ってくれないし・・・・」
すると、ふと芳川は思い立ったような顔をしてAに質問をした
芳「貴女、名前はなんて言うの？名前がわからなかったら、どう呼べばいいのか、
わからないわ」
貴「えっと、識別番号は、コードＡ０１です」
芳「・・・、もしかして、名前がないの？」
貴「私の、名前・・・・。それしかないです」
芳「それって・・・」
芳川が何か言おうとした時、ドアの開く音が聞こえた
Aがそちらに首を動かすとそこには、先程の白い少年、一方通行と
アロハシャツにサングラスで、金髪の男が立っていた
一「芳川、オマエはもう帰れ。ここからは、俺達の仕事だ。これ以上踏み込むと
オマエは元の世界に帰れねェぞ」
芳「わかったわ。でも、帰ってきたらちゃんと説明しなさいね。一方通行」
そう言って、芳川は部屋から出て行った
？「さて、と。じゃあ、本題に入るか」
そう言って、金髪でサングラスの男が先程、芳川が座っていた椅子に腰かけた
？「俺の名前は、土御門元春。んで、お前の名前はなんだ？」
貴「私の名前は、識別番号Ａ０１です。それ以外に名乗れるものは、ありません」
土御門元春と名乗った少年は、顎に手を当てて、なにかを考えている
後ろに立っている一方通行は微動だにしない
土「名前、必要だな。これから、こいつには色々と働いてもらわないといけない
何か、ないか？」
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優華(プロフ) - 続き待ってます (2013年7月24日 8時) (
レス) id: ff8980fff7 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - とてもおもしろいです。はやくつづきをよみたいです。 (2013年6月24日 21時) (レス) id: ce21c111b2 (このIDを非表示/違反報告)
遊歌(プロフ) - はじめまして(´ω｀)とってもおもしろかったです(ﾉ)´∀｀(ヾ)更新頑張ってください（＾ω＾）応援してます！ (2013年6月20日 18時) (レス) id: 54eedd23ef (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - 凄く面白かったです(*^^*)続きが気になります♪更新頑張ってくださいq(^-^q) (2012年9月25日 21時) (レス) id: 808d96fbb5 (このIDを非表示/違反報告)
莉璃杏 - 初めまして! めちゃ面白いですっ*´∀｀* 更新頑張って下さいっっ! (2012年3月23日 3時) (レス) id: 2a7523a404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つみたす | 作成日時：2011年10月14日 18時
