＃２３：出会い ページ25
夢の中、昔の事だ
Aができてすぐの話
研究者、開発者たちは、学園都市第三位、御坂美琴のクローンだけでなく
一方通行のクローンもつくろうとした
だが、実際できたのは一体
結果的に“それ”には多重能力が宿っていたが、同時に使う事ができなかった
研究者たちは、落胆し、“それ”のほかの使い道を考えた
その結果は、普通の人間ではできない人体実験をすること
“それ”は、ちょっとやそっとのことじゃ死ななかったから
実験には、適任だった
毎日が地獄だった、まともな物も食べれず、まともに寝れず、まもとな生活も送れなかった
全身は傷だらけ、内臓もすべて傷んでいた
だが、それでも死ぬ事はない、できない、許されない
“それ”は、すべてに絶望した
ああ、なんで自分は生まれ来たのだろう
これなら、生きていない方がましだ、と
そして、ある日のことだった
その日は、同時に能力を使ったら“それ”がどうなるか、という実験だった
その最中に、実験場の入口が爆発した
数人の研究者が吹っ飛ばされて、転がっていた
“それ”は、実験が中断され驚いた
そのまま、続けられていたら、“それ”は間違いなく死んでいたかもしれないから、助かった
といえば、助かったのだが
そして、モクモクと立ち煙る砂煙の中から現れたのは、白い少年だった
全体的に白い、肌も白く、髪も白く、服は白にも黒にも近い灰色
目は赤い、狂ったような白
そこだけ、浮き彫りだっている感じだった
あまりにも、場違いすぎる
“それ”は、ぼうとした頭を上げ、白い少年を見る
彼は、“それ”を見据え、携帯電話を取り出し、どこかへかけた
？「目標は見つけた、死にそうなガキだ、それであってるよな？土御門」
どうやら、電話の相手は土御門と言うらしい
電話の声は、“それ”の耳にも届くほど大きなものだった
いや、“それ”の耳がいいだけなのかもしれない
土『対象の名前は、ないな。識別番号もなし、か。まったく、面倒臭いな』
？「んで、どうすんだ。殺すか、連れて帰るか」
土『答えはわかってんだろ。連れて帰る。そいつは、死んではだめだ
それに、それを抜いても、お前はそいつを殺せない。そうだろう？』
土御門は言う
土『お前のクローンだ。実質的に、お前はそいつの“お兄様”、オリジナルだ
お前は妹を殺せるか？』
“それ”、現：滝沢Aは目を見開き、目の前の白い少年、一方通行を見据えた
ラッキーアイテム
革ベルト
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優華(プロフ) - 続き待ってます (2013年7月24日 8時) (
レス) id: ff8980fff7 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - とてもおもしろいです。はやくつづきをよみたいです。 (2013年6月24日 21時) (レス) id: ce21c111b2 (このIDを非表示/違反報告)
遊歌(プロフ) - はじめまして(´ω｀)とってもおもしろかったです(ﾉ)´∀｀(ヾ)更新頑張ってください（＾ω＾）応援してます！ (2013年6月20日 18時) (レス) id: 54eedd23ef (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - 凄く面白かったです(*^^*)続きが気になります♪更新頑張ってくださいq(^-^q) (2012年9月25日 21時) (レス) id: 808d96fbb5 (このIDを非表示/違反報告)
莉璃杏 - 初めまして! めちゃ面白いですっ*´∀｀* 更新頑張って下さいっっ! (2012年3月23日 3時) (レス) id: 2a7523a404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つみたす | 作成日時：2011年10月14日 18時
