＃１７：しぶしぶ ページ19
貴「嫌だなー」
一「まだ言ってやがンのか」
Aと一方通行は、黄泉川のマンションでそんなことを言いあっていた
任務は、絶対行わなければいけない
それがたとえ、自分の命の危機に直面していても、だ
Aは、自分の部屋のベットに腰掛けながら一方通行と話していた
理由は簡単で、この話を黄泉川や芳川、打ち止めなどの『表』の人間に
聞かれないようにするためだ
貴「嫌なものは嫌なんです。大体、こっちが殺したいくらいなのに」
一「なら勝手に殺ってこい。その時点で俺達は、『決裂』になるがな」
貴「そんな、・・・・」
一「分かったら、さっさと俺を開放しろ。これで何回これ言ってると
思ってやがる。俺はさっさと寝てェンだよ」
貴「お、お兄様が言う、なら」
Aは、急に顔色を変えながら、こう言った
貴「分かりました。仕方ありません。お兄様が言うんです
私、ちゃんと任務遂行します」
一「・・・分かった。ンじゃ、明日指定の場所に来いよ
来なかったら、お前に鉛弾ぶち込ンでやる」
貴「了解」
そう言って、一方通行は部屋を出て行った
その後、ぽすん、とAはベットに寝転がった
そのまま、深い眠りへと落ちて行った
ＩＮAの夢
ここは、真っ白な世界だった
白く、白く、気味の悪いほど白い部屋だった
そこには、家具も窓もドアもない
ただ、白いだけ
Aはその白い世界の中に佇んでいた
ここは、どこだ？
Aは率直にそう思う
そして、ここは異質、歪だった
次の瞬間、その白い世界に色がつく
そこは、黄泉川のマンションのリビング
そこには、打ち止め、一方通行、黄泉川、芳川がいた
Aは気付く
さっきまでいた部屋は、自分の心
昔の、そう
一方通行が、あの悪夢の『実験』の後、『裏』から『表』へ出る前の心
なにもかもが、Aの手元になかった
空っぽで、なんの色もない世界でしかなかったこの世界は、一方通行のおかげで色がついた
その色がついた世界では、打ち止めが一方通行にちょっかいを出したり、
芳川と黄泉川がなにかを話していた
それだけだ
でも、それだけでもAにとっては幸せだった
だが、学校では・・・・・
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優華(プロフ) - 続き待ってます (2013年7月24日 8時) (
レス) id: ff8980fff7 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - とてもおもしろいです。はやくつづきをよみたいです。 (2013年6月24日 21時) (レス) id: ce21c111b2 (このIDを非表示/違反報告)
遊歌(プロフ) - はじめまして(´ω｀)とってもおもしろかったです(ﾉ)´∀｀(ヾ)更新頑張ってください（＾ω＾）応援してます！ (2013年6月20日 18時) (レス) id: 54eedd23ef (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - 凄く面白かったです(*^^*)続きが気になります♪更新頑張ってくださいq(^-^q) (2012年9月25日 21時) (レス) id: 808d96fbb5 (このIDを非表示/違反報告)
莉璃杏 - 初めまして! めちゃ面白いですっ*´∀｀* 更新頑張って下さいっっ! (2012年3月23日 3時) (レス) id: 2a7523a404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つみたす | 作成日時：2011年10月14日 18時
