白い蝶 ___ 。

38 ページ38

Aside





「…きて___お…____おきて。A？」





『ん…、』




中島「やっと起きた(笑)おはよ。」




『中島先輩…、あれ、私 寝て…？』




中島「うん。ぐっすりね(笑)



こんなとこで寝ないでちゃんとベッドで寝なよ。」





そういえば私なんでこんなとこで寝てんだろ。





ズキ________________っ





『…った。』





中島「どうした？」





『や、なんでここで寝てたのか


思い出そうとしたら頭が…。』





なんで、？思い出せない。




私なんでここにいたんだっけ？






中島「ふうん。なんでだろうね。




無理に思い出そうとしない方がいいんじゃない？」






『…うん。』





中島「あ。さっきAとあの女の荷物



全部燃やしたんだけどさ。



今日の夜 お風呂入る時脱いだら



その服も燃やすからね。」






……徹底して消すつもりなんだ。





『わかった。』





中島「それとさ。俺のことも裕翔って呼んでよ。



山ちゃんとか知念ばっかりずるい〜って思ってたら



光くんもだしさ。」






光、くん？





『私、光くんなんて呼んだこと…。』





《俺のことなんて呼んでるんだっけ？》




《光って呼んで。》







そういえばそんなことを言われた気がする。




でもいつ？他には何も話してない？






ズキ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。






『っ。』





だめだ。やっぱり思い出せない…。





中島「A？」






『あ、ごめん。わかった。裕翔くんね。』





中島「ん〜、まあそれでいっか。




じゃあ俺部屋に戻るね。




また寝ないようにね？」






『うん。』






ガチャ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿バタン。






急にしかも1部だけ記憶がなくなるなんて。





どうしてだろう？




光くんに聞くべき？






いや、





『聞いても答えてくれないかも。』









モヤモヤするなあ…。

39→←37

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す