ツンギレ３１８回目！！ ページ18
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「ぶえぇっくしょい !！」
「…アンタさ、本当に女？」
【風邪の特典】
翌日。
綱吉が置いていった傘を返しにきたAは
そのまま看病を頼まれてしまった。
相変わらず、奈々には逆らえない。
「うぅ…だってぇ…ずっ！」
「吸うな。オラ、ティッシュ」
「ありがと…ズズーッ!！」
病状は思いの外悪いらしく、
３８度ちょいの高熱に咳、鼻水と
風邪の王道とも言える症状だ。
「ったく…何でアンタが風邪引いてんだよ」
「逆に何でAはピンピンしてんの…
あんなにずぶ濡れだったくせに…」
「鍛え方が違うんだよバァカ」
びしょ濡れで突っ立っていたはずのAだが
この程度で体調を崩すほど柔じゃないのだ。
研究所で散々開発されまくった体質と
戦場に生きてきた頑丈な体が重なって
よほど弱ってない限り風邪なんて引かない。
「にしても、バカは風邪引かないっつーのは
嘘だったんだなァ…アンタ、バカだし」
「酷い !？」
水タオルを代えたり汗を拭ったりと
かなり献身的に看病をしているものの、
容赦なく毒を吐くA。
彼の辞書に加減という文字は存在しない。
「ケホッ…あ、でもそれじゃあ
風邪引かないAはバカなんじゃ…？」
正式には《バカは風邪を引いても気付かない》
という意味なのだが、バカな綱吉が
そんな細かい知識を知っているわけがない。
わざわざツッコんで解説しても
理解できないだろうと判断したAは
面倒くさそうに適当に答えた。
「俺に人間の常識は通用しない」
「もはや人外 !！」
「にゃ〜お」
「まさかのネコ !？(きゃわわわわw((ry///)」
何となくの気分でネコの真似をしてみたが、
熱のせいか綱吉の反応がつまらない。
本当は心の中で絶叫しているのだが、
Aはそんなことに読心術は使わないのだ。
「ゴホッゴホッ…
Aってさ、ネコ好きなの…？」
「あぁ。可愛いよにゃ〜」
「うん、(Aが)すっごく可愛い !！///」
綱吉の辞書にAのネコ好きが追加され、
ついでにブラックリストに《瓜》が加わった←
匣兵器とはいえ、綱吉にとっては
命あるモノ全てがライバルになるのだ。
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こあら - 主人公可愛いよめっちゃ可愛いツンデレとかもう神でしょ!! (2014年12月23日 14時) (
レス) id: 5b9aed9482 (このIDを非表示/違反報告)
リオン - 刹來くん可愛い(＞∀＜) これからも頑張って下さい！ (2014年11月16日 18時) (レス) id: bd08c15949 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ハクさん» 読者様が夢主のイラストくれまして、テンション上がったので←次はその頃のツナと十年後夢主のお話考え中です♪ (2014年11月7日 22時) (レス) id: bf303e5bbe (このIDを非表示/違反報告)
ハク - 久しぶりにツンギレくん開いて見たら更新されていたので凄く嬉しかったです！！10年後のツナと夢主の会話が面白く、特にツンデレを自覚していないところとかwwこれからも頑張ってください！！ (2014年11月7日 0時) (レス) id: 1717915240 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶アイス - 最初から読みました！とても面白かったです(^∀^)更新頑張ってください！応援してます (2014年10月17日 21時) (レス) id: 4cd2955c29 (このIDを非表示/違反報告)
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