私の冷たい幼馴染｡ -part2- 【_名前変換オリジナル】

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貴方side
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A「私と付き合ってください｡」


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私の口から溢れたもの｡

それは―…本物じゃなくて､偽りのもの｡


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魁斗「え―…｡」

A「…ダメ…かな｡」


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解ってる､

こんなの…自分勝手だって｡


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でも､貴方なら…

こんな私でも―…受け入れてくれるんじゃないかって｡


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そう思って｡


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魁斗「…俺で､いいの？」

A「うん…いいの､もう…｡」


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だから､甘えさせて？

私を―…


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魁斗「解った､じゃあ…宜しくね？」


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貴方でいっぱいにしてください｡


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A「うん…｡」


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一生"あの人"を思い出させないように､

"あの人"をただの幼馴染だ､と思えるように…


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"貴方"を好きだ､って思えるように｡


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A「…じゃあ､そう言うことで…｡」

魁斗「ん､あとでな｡」


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でも私って結局､

何がしたいの？


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魁斗と付き合えば､

気持ちが変わる―…なんて思ってるの？


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魁斗と付き合えば､

柚樹と仲良くなれるなんて思ってるの？


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A「妃里､ごめんね｡」

妃里「待ってよ…それでいいの？柚樹のことはいいの…？」

A「…｡」


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そんな訳ないじゃん｡


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関係が崩れていくばかり､


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A「―…いいの｡」

妃里「何年間も思ってきたんでしょ？それなのに…！」


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柚樹だけじゃなくて､今｡

親友まで関係を崩そうとしている―…ダメだ､


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このままじゃ｡


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A「…あんたには関係ない…！」


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私は､何もかも失ってしまう｡


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妃里「……そう……｡」

A「…あっ…｡」


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もう､取り返しがつかない｡

一度いってしまったことは取り消せない―…｡


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A「妃里―…っ…！」

妃里「…私､Aの為に心配してたんだけど…

　 私のことなんか親友なんて思ってないよね､ごめん｡」


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"違う"


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そう思ってるのにどうして口に出せないの？


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妃里「今まで慣れ慣れしくしてごめんね｡」


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今､関係が全部崩れた｡


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