だらしない妻と神経質な夫 6

＊ ページ36

し｢おじさんとこ来る〜？｣

カ｢やーだよね？怖いから辞めよ？｣


しばゆーさんがカメラを構えて変なおじさんやってる。面白い人だなぁ...じっと見つめてるポンスくんになっちゃんの手を振ってみる


『なっちです！お願いします！』

ぽ｢...あっち｣

『か、可愛い...』

あ｢なっちだってよ？ぽんちゃんいい子いい子しておいで？｣


おずおず伸ばしたポンスくんの手をなっちゃんが掴んだ


ぽ｢あ...｣

『なっち逆ナン』

カ｢ダメです｣

あ｢困ってんの笑｣

ふ｢ひゃ〜！可愛いねぇ！｣

ト｢あーどうしよ...幼稚園行ったら男の子と手繋ぐの？なっち俺やだ。｣

カ｢は？そんなのダメよ！｣

『ふぅちゃんが男の子産んでくれればいいんじゃないんすかね？』


私の一言でぴしりと固まる2人。


カ｢でかい爆弾投下したね笑｣

『なにさ、富永さんが雑魚いから』

あ｢それ素敵だな...｣

『ふぅちゃん子供欲しいって言ってたし』

ト｢...まじ？｣

ふ｢ち、チーちゃん...内緒じゃん...｣

『まぁ、付き合ってすぐの話だから今は知りませんけど』

カ｢楽しみ〜｣

『カンタくんよその子可愛がれんの？』

カ｢よそじゃないもん｣

『富永さんが散々私達を煽った仕返ししてやったわ』

カ｢オーバーキル気味｣


ポンスくんはなっちゃんを撫でてくれてる。優しいなぁ...


『...待って？客観視したけどカンタくん太ったね？』

カ｢言わないで！！それだけは！！！｣

『チョコ禁止』

カ｢やだぁ！！絶対やだ！ほんとに！ごめんなさい！｣

『ダメよ？ダメダメ。チョコもグミもダメ。』

カ｢ねー！俺もう生きていけない！｣

『私は寛太となっちが居れば生きてけるけどね。やだよねぇパパだらしないの。乗り換える？』


なっちゃんを味方につけるとピシッと背筋が伸びる。


カ｢ダイエットします！｣

『付き合った年の夏とか、かっこよかったなぁ...』

カ｢...今は？｣

『んーかっこよくはない。可愛い。可愛いはやだよね？』

カ｢やです！｣

『じゃあダイエットしようね？』

カ｢します！｣

あ｢Aちゃんやっぱり水溜りメンバーで1番強い笑｣

『違うんすよね〜なっちが一番強いです！』

カ｢なっちぃ...パパを嫌わないでぇ...｣


キツネさんの鼻に噛み付いてる娘を見てちょっと嬉しそうなカンタくん。


『カンタくん自分の化身が噛まれて喜ぶのドMだから』

カ｢かぁわいい...｣


お前もな、なんてことは言いませんよ

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