だらしない妻と神経質な夫 6

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『え、じゃあどうすんの？告白は？』

キ｢しないよ！ゆりさん俺の事そんな目で見てないじゃん！｣

『馬鹿馬鹿、アタックしろ！？むしろチャンスじゃん！今まで男として見られてないんだぜ？だったら男見せつけりゃあいいじゃん！』

キ｢無理だよぉ...｣

『弱気かっ！分かった！飲み会セッティングするから、そこで私がゆり潰してやるから送ってけ！な？あいつそういうの弱いから！送ってってちゃんと帰り際にいつまでも舐めてちゃ俺も男だぜっつってやんのよ！』

キ｢絶対に出来ない！！ひよる！！｣

『ひよってんなよ！！てか、ほかの女だったらまじで辞めとけっていう私がこんなに推してんだぜ！？』

キ｢...確かに｣

『お前いいセンスしてる！！今回だけは！絶対に！胸張って言えるからまじで頑張れ！！』

キ｢あ"〜！！頑張るしかないんかなぁもぉ！！！｣

『おー行ったれぇ！笑』

キ｢笑ってんじゃぁん！！｣


割とべろべろなキイチと雰囲気酔いしてる私。何やかんや私達仲良いのはこういう所で発揮されるわけだ。


『ゆりね〜？あいつも馬鹿みたいな男としか付き合ってないからさ、礼儀と常識だけクリアすれば行けんのよ。私を落としたカンタくんの真似すれば行ける！ゆりと私はめっちゃ似てんだから！』

キ｢なんかそれやだなぁ...お前のこと好きみたいじゃん｣

『親友の時点で平均以上だろうよ』

キ｢確かになぁ〜｣

『誘われるまで手出すな。でもアピールは逃すな。』

キ｢付き合えるって決まってないから！！｣

『付き合えんだよ。私を舐めてんのか？』

キ｢なんかいけそうな気してきたわ｣

『馬鹿！すぐ気を抜くな！油断大敵！気を抜いたら死ぬと思え！』

キ｢はい隊長！！｣

『とりあえず今お前をゆり好みにしてやるから待ってろ』


せっかくお風呂に入ったのにワックス付けてもなんも怒んないほどキイチが本気なのビックリなんですけど。


『普通にビール飲んでて？自撮りするから。こっち意識せず前向いて。』


写真を1枚撮るとそのままゆりに送る


A温泉とか来たわ

ゆりどこの愛人かと思えばきちきちじゃん!

ゆり髪型イケメンで誰だか一瞬分かんなかった!


ドヤ顔で画面を見せると、彼はゆるゆるのきもい顔になる


『お前まじその顔だけはすんな笑』

キ｢むりぃ...にやけるよぉ...｣


A今度3人で晩御飯行こ

ゆりその話乗った


『約束取り付けた』

キ｢神様ぁ...｣

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