だらしない妻と神経質な夫 6

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カ｢なんでそーいうのはカメラ回してからしないかな？信憑性がない。Aはそういう所あるよね？思い立ったらすぐ考えずに口からぽんぽん出しちゃうでしょ？馬鹿なの？初等教育受けた？｣

『そんな怒んないでくださいましぃ〜』

カ｢どこ見てんの？こっち見なさい？トミーだからAの愛してるにビクともしないけど他のやつだったらどうすんの？可愛いのわかってる？｣

『やぁ、そうなんだよね〜私ってやっぱり顔が整って...』

カ｢舐めてんの？｣

『いえ、すみませんでした...』


こいつらの喧嘩はいつもズレてて面白い。ていうかズレてるのは主に片方。今回ズレてるのはチー。


カ｢そんなゲームするならキイチにしなさい｣

『いや、キイチにしようと思ってたんだけどなっちゃんと散歩行っちゃってるから富永さんでいいやと思って』

ト｢おいおい、俺にめっちゃ失礼だろ｣

『しゃあなしの富永さんだから許して？』

カ｢まぁそれなら許す｣

ト｢いや、お前も許すんかい！？俺は！？めっちゃきもい告白された俺可哀想だろ！！｣

カ｢別に減るもんじゃないしいいじゃん｣

ト｢減った！HP減った！｣

カ｢は？ときめいたの？｣

ト｢ときめくわけないだろ！！しかもなんで拳握りしめるんだよ！！！｣

『やん！富永さんってばぁ！ゲームですよぉ！』

ト｢お前はいつか絶対にトラウマになる意地悪するから覚えとけや｣

カ｢で、どっちが勝ったの？｣

『ん？何が？』

カ｢愛してるよゲーム｣

『富永さんの不戦敗』

ト｢おい！勝手に負けさすな！｣

『じゃあ言えます？私に愛してるよって。』

ト｢愛してる｣

『うっすぅ〜！ゴム並みの薄さ』

ト｢てめぇ下ネタ言ってんなよ笑｣

カ｢1回Aが誰照れさせられるかって企画したいけど、照れられると絶対に俺その人のこと嫌いになるから出来ない｣

ト｢真顔で怖いこと言うなよ...｣

『スカピにやりに行ってこようかな』

カ｢あー行っといで？｣

ト｢いいんかい笑｣


カンタが信頼してるスカイピースとパオパオならきっとチーが何してもほぼ許すんだろう。許容した人には緩い、そのラインが二人とも似ているから上手いことやっていけてるんだと思う。


『てかキイチ遅い。うちのなっちになんかあったらどうすんのよ』

カ｢俺なっちのオムツ替えたよね？｣

『うん』

ト｢なんでお前らだんだん呼び名短くなんの？笑｣


その瞬間カチャンと扉の音


『｢なっち！！！｣』


今日も俺は振り回されてます

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