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いつもの場所に行くと猫の他に一人の男がいた

後ろ姿で分からないが青い髪の毛が特徴的だ

様子を見ながら音を立てず近付いていくと
なにやら猫に話し掛けているようだった


「なぁ〜、お前らのご主人様はいつ来るんだあ?
ほら、定期的にここ来てる黒髪の奴だよ。
今日来る日だろ、俺にもオコボレでいいからくれね?当たり悪くて今なんもねぇの…
え?いいのか?!じゃあ皆で分けようぜ!」

近寄っていくにつれて聞こえた話はそんな内容だった
なにコイツ、こわ
なんで今日だって知ってんだ、あとクロッカスをそんな犬みたいに撫でるな嫌がってるだろ!


俺が来たことを知ったマリーが近付いてくる
コイツ食欲すげえからなあ

歩みを進めながら袋の中の肉を確認する
全員分あるな


「まああなたにあげるご飯は無いですけどね」


「!…ありゃ、話聞いてたのか?」


「そんな大きい声で話してたら聞こえますよ」


ジト目で彼を見ながら猫たちの前にしゃがみ
持参の紙皿に肉を出す

すげえ!肉じゃん!

なんてはしゃいでる
が、お前にやる飯はねえよ!!!

そろそろと手を伸ばしていたのでその甲を叩き落とす

「だから、ダメだって言ってるでしょう」


「っく〜〜、ケチくせえなあ!
3切れぐらいくれてもいいだろ!!」


「嘘だ、3切れで納めるつもりないでしょ…
それに今手入れると噛みつかれますよ」


「え"え"…
でも俺腹減ってっし、金も今スッカラカンなんだよ…まあ今月分さらさらないンダケドナ(小声)
ほらみろ!靴だって野郎に売り飛ばしてやったから履いてねぇ!


可哀想だろ…?だからさ…な?」

今度は俺に詰めよってくるが
そんな目されても与えるもなのんて無いぞ!


「な、ならいっそ着てる服全部売ったらどうですか…それでホテルでも((「馬鹿か?服じゃ大した金になんねえし、真っ裸になっちまうじゃねぇか!流石にこのご時世でも真っ裸なら捕まるぞ」


「おまっ…人が気ぃつかって言ってやってんのに!!馬鹿ってなんだよ」


「はぁ!?本当のこと言っただけだろ!
つーか未成年が年上に敬語抜いてるなよな!!」


「…っふっふ、見る目ねぇな
俺は20歳で未成年じゃねぇ!」


「にじゅっ、お前同い年じゃねぇかよ!
…誕生日は?」


「7月9日だけど?」


同い年なのか…と思いながら素直に答えると
彼は俯き肩を微かに震わせていた


「なあ〜に笑ってんだ」


「はは、はっはっは!!!!

俺は7月7日、つまり俺のが年上!」

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作者名:国宝。 | 作成日時:2018年7月14日 0時

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