アメリカ物語28 ページ31
{黒人side}
バシィィンッッ!!!
「うおぉー!!チビのオフェンスをとめたー!!」
「勝ち目ないって!!」
「タッパといい、あいつウィングスパンも長ぇからチビのボールを難なく取っちまう!!」
「試合にならねぇな!!!」
.
貴「・・・」
黒人(フンッ・・・ワンプレーで怖気付いたか??)
チビのオフェンスはというと、俺の目の前で模範のようなレッグスルーを仕掛けてきた。ボールが両足の間を通過させるようにしてドリブルする腕をかえる技。その前に、逆サイドに視線誘導をして俺の重心を崩している。そこらのアマチュアならこれだけで体勢を崩されていただろう。
そこらのアマチュアならな・・・。
重心を崩されたくらいで倒れるような体の鍛え方はしていない。そこから踏ん張りをきかせて自慢の長い腕を伸ばしてスティールを決めたのだ。これで1対0・・・この調子なら容易く勝てそうだ。
予想通り、それほど強くない相手だとわかった時点で気が抜けた。
貴「なるほど・・・」ボソッ
黒人「オラ次だ!!さっさと残りの4点も取って終わらせてやる!!つーか、そんなぬるい技で俺を出し抜けると思うなよ!!」
貴「おー悪ぃ、ぬるかったか。」
黒人「ぁあ・・・?」
貴「んじゃ次は・・・そうならないよう頑張るとするか。」ニッ
黒人(・・・こいつ・・・・・・)
貴「さあ・・・どっからでもかかって来な。」
「さっさと終わらせてくれー!次が控えてんだー!!」
「完全勝利期待してんぞー!!!」
貴「・・・」
黒人「・・・・・・っ」
なんだコイツ・・・
先程と同じディフェンスの構えだが何か違う・・・
なんだ・・・この異様な雰囲気は・・・
つっても、相手はただのガキ。ビビる必要はない。こいつとはミスマッチがあり過ぎる。ドリブルで距離を詰めて、目の前で瞬時にシュートモーションに入れば止めることなんて不可能だ。
声援が飛び交う中、俺はドリブルでチビの前まで行き、計画通りシュートモーションに入った。案の定、容易くジャンプ寸前まで漕ぎつけ、この勝負はもう俺の勝ちだと確信した時だった・・・
貴「いいのかぁ?そんな単純な攻撃で・・・!」
.
.
バシィィンッッ!!!!
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nssk(プロフ) - 待ってましたー!!!!!!✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。 (2022年9月9日 18時) (レス) @page29 id: f1d6119958 (このIDを非表示/違反報告)
伊万里 - はじめまして、黒バスにハマって読んでみてよかったです!私の中で最高でした。 (2022年7月25日 16時) (レス) @page26 id: 34cb1a8404 (このIDを非表示/違反報告)
maichametamtam(プロフ) - 最新の再開は検討していますか?最新が出来たらして欲しいです!お願いします! (2022年7月20日 23時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
runa(プロフ) - だおさん本当にお久しぶりです!イラストも見ることが出来てめっちゃ嬉しいです!10年は余裕で待てますのでだおさんのペースで更新待ってます♡ (2022年1月14日 3時) (レス) @page26 id: d48379a1c1 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - お久しぶりです、お帰りなさい!またお時間がある時にでも更新してくださればとても嬉しく思います。応援しています……! (2022年1月9日 20時) (レス) @page26 id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2019年2月1日 20時