モブ男 35 ページ37
『なんでみんな手を広げてるんですか？』
｢Aくんが抱きついた奴がAくんの1番好きな人、誰が選ばれても恨みっこなしってやつ。Aくん、遠慮なく俺の胸に飛び込んでね！｣
｢ふふふ、Aくんは僕が1番好きなんだよね｣
｢Aは当然俺だよねぇ！｣
なんだなんだと他学年からも見物が来てる。おいそこどさくさに紛れて混ざるな。
『いや、そもそもなんでこんなこと…』
｢Aが守沢と付き合ってるだなんて嘘だってことを証明するため｣
｢守沢先輩に取られるなんて癪です！俺の胸に飛び込んでくださいA先輩！｣
｢いや！俺の胸に飛び込んでください！｣
何かさらっと酷いこと言われてるぞ千秋。ってあれ、千秋はまだ来てないのか…。
『なんで俺なんですか、俺なんかよりみんないい人いるでしょう！』
｢何言ってるのはるちゃん。俺はずーっとはるちゃん一択だけど〜｣
｢ぼ、僕もAさん一択です！｣
この学院男色なの？みんな男の方が好きなの？
それを問うと、｢それはA限定｣と言われた。解せぬ。
するとドアが勢いよくガラッと開いてよく通る大きな声が教室に響いた。
｢皆おはよう！今日もいい天気だな☆なんだか騒がしいが、どうかしたのか？｣
｢おいこら守沢ぁ！！！！｣
｢Aと付き合ってるってほんとか！？｣
様々な生徒の声が飛び交う中、千秋は俺に耳打ちをしてこれはどういう状況か聞いてきたのでざっくりと説明。その光景にまた教室がざわついた。
｢みんな落ち着いてくれ！誤解だ！｣
『千秋とそういう関係はありません』
そう言うと一気に空気が落ち着いた。と思いきや、それも束の間。今度はバトルシーンのような熱気に包まれた。
｢じゃあA先輩、思いっきり俺の胸に飛び込めますよね！｣
また皆で手を広げられた。全員するな。変な奴らにしか見えないからやめてほしい。後ろを見ると彼はこの空間で唯一手を広げず手を腰に当ててニコニコしている。
えい、と彼の胴体と腕の間に手を入れて抱きついた。そこそこの身長の男同士で何やってんだろ。
｢なんだ？Aから抱きついてくれるなんて嬉しいぞ！｣
『そういえば千秋は抱きつくの好きだよね』
｢ねぇ、ナチュラルにイチャつくのやめて？｣
｢付き合ってないんじゃないの！？｣
いや下心丸出しのお前らに誰が抱きつくかよ。
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モコ - 続きが気になります！！！！！！！ (2022年9月23日 2時) (
レス) id: 5f0d0fbbc6 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - 続きはどこですかあああああああああああああああああああああああ (2022年6月7日 17時) (レス) id: 526f681ea8 (このIDを非表示/違反報告)
KOT(プロフ) - この小説を読んでいただき誠にありがとうございます！朝起きることができているようで何よりです！(*^^*)夢主くんの過去も詳しく綴っていくのでお楽しみに！(*´`) (2020年4月16日 14時) (レス) id: b280d5f2a2 (このIDを非表示/違反報告)
優蘭(ウルフ・ローガ) - 夢主君の過去がこうなると気になって朝も寝れません…それからこの小説とても面白いくて大好きです(^^)更新は自分のペースで頑張ってください！それから体調管理もしてくださいね^ ^他にも色々ありますがまずは自分の体調を崩さないようにして下さいね（＾_＾） (2020年4月15日 0時) (レス) id: 0f23ffd4a7 (このIDを非表示/違反報告)
KOT(プロフ) - 理寧さん» 読んでいただきありがとうございます(*´`)最高ですか！嬉しいです！(=^^=)応援ありがとうございます！頑張ります！ (2020年3月25日 17時) (レス) id: b280d5f2a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：DD | 作成日時：2020年3月21日 17時
