現代男子高校生が審神者になる話。 (ページ2)

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目覚まし時計の機会音が、今日も一日が始まることを知らせる。

母さんが1階から大声で俺を呼んだ。

カーテンを開けると、気持ちの良い快晴とは言えないがそれでも晴れている朝の空。

｢A！！起きなさい！！｣
ってまだ呼んでいる母さんに2階の自室から顔を覗かせて｢起きたよ！！｣って返事をする。

着替えを済ませて1階におりると、テレビではニュースをしてた。

時の政府の話だった。

俺が小学校の6年生、12歳の頃から、日本の政府はある1部で大きく変わった。

時の政府が出来ただけだけど。

よく分からない組織に、一時期は政府全体が宗教団体に入ったのか洗脳させられたのかという噂もあった。

しかし時の政府が出来てからというもの、
日本中の刀が調査されたり、世界的学者が連れ出されたりとの小さな動きしかない。

そのニュースをまともに見ず、俺はすぐ他のチャンネルに切り替えた。

だってまたどうせ刀見に行ったとかの話だろ。
俺関係ないし。歴史嫌いだし。

この時はそう思っていた。

こんな平々凡々に生きてきた俺の人生には全く無縁のことだって。

思ってたんだ。