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57話 ページ8

sideA

今日の午後の始めは座学です。

シキ「ンフフフ。」

前回、お膝に乗って授業を受けたのが余程お気に召したのか、

A『常にお膝元に置かなくても……』

始業前までは必ずシキさんのお膝上に座る事を強要されてます。

別に良いんですけど。

シキ「プリンセスの御髪を結いでみてもよろしいですか?」

A『どうぞ、ご自由に。』

シキ「ちゃんとメンテナンスした甲斐がありました。艶やな髪に仕上がっていてとても美しいですね。」

アゲハ「うちもやりたーい。」

玩具化されました。

アゲハさんが髪を弄りやすいように横向きになりました。

シキ「ンフフフ、プリンセス。」

A『なんですか?』

シキ「お可愛らしいですね。」

A『そんな藪から棒に……』

急に褒められました。

私何もしてないのに。

A『美しさで言ったらシキさんも美しいと思いますが。』

シキ「プリンセス!!!!」

ぐぇ。

強く抱きしめられました。

アゲハ「あーん、シキさん動かんといて!ズレたわぁ。」

シキ「プリンセス〜!!」

シキ(プリンセスの貴重なお言葉!)

A『なんですか。』

シキ「プリンセス、あまりボクを弄ばないでください。興奮します。」

興奮するとそんなに強く抱きしめるんですか?

A『ホルモンが分泌されるから良いのでは?』

蛍「やだよ、絶対興奮したとか言って夜寝てくれないよ。」

わお。そんな所に弊害が。

A『興奮を抑えるにはどうすれば?』

蛍「プリンセスがエトワールに来る事かな。」

なにゆえ。

アゲハ「やめとき。TOXICが暴走するで。」

それは困ります。

シキ「プリンセスのボクのです。」

手の甲にキスされました。

シキ「ね?プリンセス。」

私本人に同意を求められても…

A『さあ…?』

シキさんが絶望的な顔されました…

アゲハ「酷な人やねぇ。」

A『私がですか?』

アゲハ「他に誰が居るん。」


蛍「プリンセスは誰のものか決まってないんだね。」

嬉しそうですね。

A『ええ。』

蛍「どうすればプリンセスは誰のものになるんだろうね。」

私に聞かれても…

蛍「プリンセスにとって蛇ノ目くんはどんな人?」

えぇー…

A『大切な人です。』

シキさんが息を吹き返した。

シキ「プリンセスは酷な方ですね。」

A『そうなんですか?』

心外です。

シキ「でも、そんなプリンセスも愛おしいですね。おかげで気分が高揚しました。」

蛍「末期かな。」

末期ですね。

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小夜子@元ペテン師(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございました。 (2019年6月30日 16時) (レス) id: 1fd9427035 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグくらいご確認下さい (2019年6月30日 16時) (レス) id: cc384a4978 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年6月30日 16時

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