48話 ページ49
前回の続き
sideA
何か説教する声は聞こえな…
アゲハ｢あ〜あ、プリンセスがシキさん泣かせた。｣
なんで私が悪いみたいに。
A『シキさんと居ると退屈ばかりですし、自由効かないですし、つまんないです。』
せっかくの外でしたのに。
そもそもせっかくのオフでしたのに！
アゲハ｢シキさんをいじめたらあかん。｣
むぅ…！
｢プリンセス〜！そろそろ門限ですよ。｣
A『では。』
アゲハ(ごきげんようって言わんの…？)
シキ(あぁ…プリンセスが遠くに行ってしまう…！)
こんなに寝付きの悪い夜は初めてです。
シキさんと喧嘩したから？
でもシキさんに非があると思います！
絶対に！
……
寮って夜でも少し明るいんですね。
規則を破るのは初めてです…
罪悪感はありますが、
探検みたいでわくわくします。
A『わお、意外と警備甘いですね。』
運がよかったんでしょうか。
どこまで行けるか挑戦しましょう。
―翌朝―
sideシキ
プリンセスがあんなにボクに歯向かうなんて珍しいです。
アゲハ｢シキさん居る！？｣
シキ｢アゲハくん？｣
アゲハ｢シキさんってプリンセスの位置情報分かる！？｣
分かりますが？
アゲハ｢プリンセス、部屋に居らんくて行方不明らしくて！｣
フリーズしました。
シキ｢プリンセス！｣
緊急事態です。
シキ｢プリンセス！｣
ドアを開けると
A『…ｽﾋﾟｰ……』
寝息をたててました。
叱る説教が増えました。
覚悟してくださいね。プリンセス。
許可を頂き、ボクのベッドに寝かせます。
ベッドというかハンモックですが。
シキ｢プリンセス…なんで逃げ出したんですか…貴女、そんな事1度もした事ないのに…｣
寝ている人に話しかけてはいけませんでした。
A『…はじめまして…』
夢の中で誰と話しているんですか。
初めましてという事はボクの許可無しに話しているんですね…
A『…金魚鉢は…酸素足りなくて、ダメですよ。』
何の夢を見ているんですか。
どんな夢で誰と話しているんですか？
A『……もっと、広い水槽じゃないと……可愛くても…しんじゃう……』
…
シキ｢だって、プリンセスが沢山の人を魅了するのがいけないんです…貴女、可憐で見目麗しいでしょう？｣
常にボクが守らないと。
シキ｢貴女から一言、愛の言葉を貰えたら少しは自由になれるかもしれないですよ。｣
なんて、寝ている人に話しかけて何をしているんでしょうか。
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桜無糖(プロフ) - シキくん推しなので！！うれしいです！！！ありがとうございます！ (2019年8月6日 1時) (
レス) id: 83b6b600e9 (このIDを非表示/違反報告)
カードキャプター(プロフ) - TOXICの小説がきてくれてめっちゃ嬉しく思います！！！！シキくんと創真くん最推しで！ありがとうございます！！頑張って下さい！ (2019年6月12日 0時) (レス) id: c02ac860ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年6月11日 12時
