39話 ページ40
sideA
シキ｢プリンセス。｣
ﾋﾞｸﾝと体が震えました。
シキ｢心外です。｣
先程の待ち受けに対する執着の方が私は理解出来ませんが。
シキ｢後でこっそり見ますので。｣
モラルに反してませんか？
A『そうした場合、１週間シキさんとは口聞きませんから。』
シキ｢なっ…！｣
私が怒らないとでも？
まひる｢1週間なんですぐじゃん。｣
人は長く感じる時と短く感じ時ってありますよね。
アゲハ｢シキさんには1時間でも拷問や。｣
そんなまさか。
シキ｢プリンセス、見せてください。気になって夜も眠れないです。｣
平常運転じゃないですか。
A『寝てください。』
シキ｢プリンセスの待ち受け画面を拝見させてください。｣
A『今夜は電話しませんから。』
見せたら見せたで徹夜しますでしょう？
シキ｢な、何故！？プリンセス!!電話は絶対ですから！もう決定事項ですからっ！｣
必死ですか。
A『いいえ。私は決めました。シキさんを甘やかさない、と。』
シキ｢そ、そんな…ボクの……｣
魂みたいのが口から出てきました…
アゲハ｢Aさん、散歩しよっ！｣
急に。
空き教室に着きました。
アゲハ｢見せて〜！｣
何故、ただの画面にこんなにも興味あるんでしょうか…
A『…まあ、アゲハさんなら…』
アゲハ｢シキさんはダメなん？｣
A『ダメです。』
絶対ダメです。
アゲハ｢何があかんの？｣
A『体調崩されたらたまったもんじゃないです。』
アゲハ(どういう事やろ…)
パスワードを入れて画面を見せます。
A『どうぞ。』
アゲハ｢わぁ〜♡可愛いやん〜！なんで見せへんの？シキさん喜ぶと思うわぁ〜！｣
シキさんがデザインを出した私のお気に入り。
ただ、これを私が『可愛い』とたった4文字を口にした途端、
シキ｢より美しく…！よりプリンセスを喜ばせるような刺激的で美しいデザインを仕上げなければ…！｣
って言って徹夜して体調を壊した思い出が…
A『…なので、絶対にシキさんには見せません。』
アゲハ｢勿体なぁい。｣
そう言われましても…
戻って来ました。
シキ｢プリンセス！一体どこに！｣
わを。
まひるさんが耳打ちしてきました。
まひる｢ずーっと落ち込んでキノコ生やしてそうだったよ。｣
そんなに…
アゲハさん！言ったら承知しないですからね！
アゲハ(折角の顔が台無しやん…言わないから安心してや〜♡)
ニコニコしてます…
不安です。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜無糖(プロフ) - シキくん推しなので！！うれしいです！！！ありがとうございます！ (2019年8月6日 1時) (
レス) id: 83b6b600e9 (このIDを非表示/違反報告)
カードキャプター(プロフ) - TOXICの小説がきてくれてめっちゃ嬉しく思います！！！！シキくんと創真くん最推しで！ありがとうございます！！頑張って下さい！ (2019年6月12日 0時) (レス) id: c02ac860ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年6月11日 12時
