言って ページ11
碌に戦えもせず、かといって色の任務も受け持たず、ただ姐さんの丁稚であるだけでポートマフィアに籍を置くことが許されている俺は、�爐困襪き瓩蕕靴ぁ�
顔くらいしか知らない同年代の少女に、「貴方は体を開かれる痛みもしらないのね」と言われた。
その子の仕事は、ポートマフィアに害なす組織の要人の暗殺だった。俺の役目はその後始末。俺と同じく異能を持たず非力な彼女は娼婦を装い標的に近づき、情事にもつれ込んだ後にそれを実行したらしい。薄っぺらいシーツを裸の体に巻き付けて迎えを待っていた。
「うんうん、大変だったねお疲れ様！ とりあえず服着たら？」
何で泣くんだろう。
□□□
「芥川くらいの異能者なら、ただの暗殺の任務なんて一瞬で終わるんだろうな」
「然り。標的が一般人であれば仕留める事は容易い」
この場合の�爐燭性瓩楼枅塾呂鮖�たない人という意味だ。それを正確に汲んでくれた芥川は何気ない俺のぼやきにもきちんと反応してくれる。本当は俺の独り言で終わらせるつもりだったからそれが嬉しくて、自然と会話を続けてしまう。
「やっぱり羅生門で派手にグサってやるの？」
「成そうと思えば可能だが目立つ意味がない。標的に勘づかれぬよう間合いに入り、針状に細く尖らせた黒布で、こう、ぷすりと」
なるほど、直ぐに異能を解除すれば凶器も残らないってわけか。すっげえ。
素直に感動する俺を見て、芥川は「何故その様な事を聞く？」と不思議そうに言った。
「ただ気になっただけ。あ、そうだ、俺今日遅くなるから家には居ないよ。別にただ寝床として使ってもいいけど。鍵渡そうか？」
「不要。家主が不在とあれば居座る理由もない」
律儀だな、と思いつつ「そっかぁ」と返した。俺も異能者だったらさっさと今日の任務を終えられてたんだろうな。
何を隠そう、今夜俺は初めて人を殺める。自分一人で遂行する任務なので標的の情報収集も頑張った。結果得られた情報は『少年趣味』。なんて都合が良い。姐さんは俺にはまだ早いと反対していたが、どうしてもやりたいのだと押し切った。
だってあの女の子は�爐困襪き瓩噺世辰撞磴い討い拭２兇犯狃�は別個の人間なのだから与えられるものも割り振れられる仕事も違うのは当たり前なのだけど、泣かれたらどうしようもない。つまり俺は彼女がしたように標的のおっさんと如何わしいことをして、隙を見てぐさりとやる。同じことをして見せれば彼女の気も晴れるのではないかと推察した結果だ。
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こめ(元団子)(プロフ) - ドロシーさん» 嬉しいです！ ありがとうございます！ (2019年10月16日 0時) (
レス) id: a3e8a2be57 (このIDを非表示/違反報告)
ドロシー(プロフ) - 好きです。(真顔)普通に自分の好きな小説のタイプにドストライクすぎて怖いくらい好きです。もうもっとヤってもらって大丈夫っす(鼻血)これからも応援してます！更新頑張ってください！ (2019年8月9日 0時) (レス) id: 1a3258aeeb (このIDを非表示/違反報告)
こめ(元団子)(プロフ) - 鯖野郎さん» ありがとうございます どんどんヤります (2019年5月25日 23時) (レス) id: a3e8a2be57 (このIDを非表示/違反報告)
こめ(元団子)(プロフ) - ろもざんさん» 文面にセンスがありすぎて笑ってしまいました。更新はややゆっくりですがこの先もよろしくお願いします！ (2019年5月25日 23時) (レス) id: a3e8a2be57 (このIDを非表示/違反報告)
鯖野郎 - いいぞ もっとヤれ(真顔) (2019年5月8日 21時) (レス) id: df533e69bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こめ | 作成日時：2019年1月14日 14時
