団子屋の看板娘は結野家の遠い親戚の陰陽師。【神威落ち】 (ページ28)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:10,940 hit

第２０符　看板娘の羽を休める巣は、まさかの・・・ページ28

晴明「とっ、とにかくだ！お主のことだから無理をするのは根に見えとる。
だからその分、わしがお主を支えよう」

A『せ、晴明様ありがとうございます！
…あの、さっそく頼みごつしてエエですか？

私、就職先決まっただけで住む場所決まってないんです…。
探すの手伝って下さいませんか…？』

Aはこの事について一番あせりがあった。
仕事場が決まったのはいいが、寝る場所どころか生活する場所もないんじゃ仕事も続かない。

最初は店に住み込みで店長にお願いしようと思ったが、やはりAの良心が許すハズもない。
Aは逆に迷惑がかかると判断を下した。

だから結局現在まで誰にも話す事ができず、ずっと何もできずにいた。

晴明「そうか、分かった。じゃが、結野は無理がある。
それだけは破ってしまってはいかんのじゃ。
なんせ結野が代々守り通してきた、唯一のことじゃからな」

A『存じております』

平静を保ったつもりだが、内心ではAはまだ複雑な気持ちがよぎっていた。
――― ほんつにこげん調子で一人立ちできるんかいな・・・？私は。

…と、気持ちが沈んでいた時

神楽「あ,その事なら心配ないアルヨ!!」

と、突然神楽が意味不明なことを言い出した。

A『神楽ちゃん？一体どーゆーこつ？？』

Aは訝しげに神楽に訊ねた。

神楽「だから、住む場所アル！その問題ならとっくにこの万事屋が解決済みネ。
だからAの住む場所はもうあるヨ！・・・あ、支援金は出したほうがいいアル妹萌え。
多分出さなかったら殺されるネ。ついでに万事屋(うち)にも」

晴明「ちょっと待たんか！ Aの生活できる場所が見つかったのか！？
・・・それにさっきから話聞いてるとどっかの誰かの家だよね？
出さないと殺されるって何っ！？万事屋にも出す義理もないよね！？」

新八「実は昨日僕の家に帰って姉上とみんなで相談したんです。

お妙「あらいいじゃないの！その子うちで預かったら。支援金も出していただけるんでしょ？
うちの武道場も新しく建て替えられるかもしれないし！＾＾*」

神楽「ついでに万事屋のほうにもお願いするアル～」

銀時「それだ！」新八「それだじゃねぇ!!!・・・いや、それだあああああ」

…って、話になりました。ということでよろしくお願いします！」

晴明「ほとんど老人の介護施設みたいになっとるじゃろ！ツッコミも何で後から賛同してんの!!」