団子屋の看板娘は結野家の遠い親戚の陰陽師。【神威落ち】 (ページ27)

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第１９符　大真面目過ぎると女には振り向いてもらえないのも現実ページ27

翌日

客「Aちゃ～ん！みたらし団子二つちょうだい！！」

A『はいただいま！』

客２「Aちゃん！きなこ団子の価格とAちゃんのスリーサイズ知りた…((殴」

ゴスッ

A『他のお客様の迷惑になるので黙ってさっさと逝って下さい？＾＾*』

晴空A、今日から団子屋の看板娘です！

仕事初日だってのにこんなに私を知ってる人が増えたんです！！

…とは言いつつも、あの後店長がこの店の常連さん達に一日かけて教えまわったのだ。

そのおかげでさっきみたいにドエロい輩も多い。

―――― ホント今日から働き始めたばいよ！？？

そう思いながらカウンターに戻ると、いきなり声がした。

？「元気にやっておるか？ A」

A『なっ、何で…！？』

Aはその声の主に驚きの声をあげた。
店の前には、なんと少し申し訳なさそうな顔をした晴明と、それに付き添う万事屋の３人が立っていた。

A『せっ、晴明様…。なぜ…』

神楽「あの後すべてコイツに話したアル。コイツに腹を立ててたんじゃなくて腹を痛めてたって事も、団子屋で看板娘として働く事も…全部」

晴明「だがいくらAが怒っていなくても、こんな事態にしてしまったのはわしの責任。
修行せざる者の業…と言ったが、わしの犯した手違いのせいで
Aがこうなってしまったのじゃ。結野家(わしら)が主の生活支援をする」

A『えぇっ！！？それじゃあ、修行にならないんじゃ…』

晴明「申したはずじゃ、この件はすべてわしの責任じゃと。
だとすればわしが詫びるのが当然じゃろうに」

A『でもっ！そんなこつをすれば晴明様は占いに逆らうこつになりますよ！？
逆らえば晴明様の身に天罰がっ…！』

晴明「天罰など恐れるに足りん！！！」

さっきとは比べ物にならない強い口調で晴明は言い放った。
その声にAは少しビクつく。

新八「晴明さん、僕等の説明聞いても自分のせいだって…、たとえ式神達の反感をかっても
自分の犯した責任は自分自身でとるって…。
それだけ貴女のことを思っていたんですよ、晴明さんは」

晴明「おい、主ら！余計なこと…！！」

銀時「余計なこったァ？少なくともそう感じてんのはお兄たまだけだぜ」

神楽「そうアル、妹萌え！自分のカッコイイトコアピらないと、いつまで経ってもAには
振り向いてもらえないアルヨ？((ニヤニヤ」

晴明「主ら少し黙れ！！」