試合当日 〜8〜 ページ30
他の人なら、モダンだけとかラテンだけというのが普通なのだけど、�霤沈菁擇魯薀謄鵑睛戮襪里如�当然私も踊る。
まだまだ派手な振り付けは無理だから、先輩はベーシックなステップを基に少しだけアレンジを加えた振付にしてくれた。
モダンはホールドを組んだら基本的には体勢は変わらないけど、ラテンは離れたり密着したりするから 緊張というか少しドキドキする。
私が実力が足りなくて動けない分を�霤沈菁擇�振付でうまくカバーしてくれるのだけど、どうしても一か所だけホントに照れてしまってどうしようもないところがある。
正対してしっかり抱き合って私の上体を後ろに反らせる振付だ。
振付を考えているときに、
�陝峭睫遒和里�柔らかいから、この上体を反らせる振りだけでも見栄えするで」
といって考えてくれたけど、駆け寄って抱きつく感じだから恥ずかしいのなんのって。
優しそうだけど端正な顔立ちで真剣に見つめられる胸に飛び込んでいくのだから、その気がなくてもはっきり言って照れる。
少しは踊りこんだ今でこそ ちょっとは慣れたけど、内心の顔は真っ赤だ。
でも、今日は試合なんだからそんなことは言ってられない。
真「愛しい人の胸に飛び込んでいくつもりで演じることもしないと、ラテンの、特にルンバの振付はかっこよくないよ。」
と、重岡先輩のパートナーの藤原真実(まみ)先輩が教えてくれた。
愛しい人・・・かぁ。
そんなことを考えていたら、ルンバを踊る順番がすぐにやってきた。
やっぱり先輩にエスコートされフロアの中央付近に陣取る。一つ小さく深呼吸をすると曲が始まった。
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作者名：Yuko | 作成日時：2018年8月27日 16時
