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まあこside
涙がこぼれ落ちそうなのが我慢できず。
玄関の外にでてきた。
もしかしたら、ラブ川さんは私のこと気になっているんじゃないか。好きなんじゃないか。
毎日連絡をしていた日々に、いつしかそんな想いが募っていった。
けど。全部。私の勘違いだった。
馬鹿だ。勝手に舞い上がって。
ただひたすら泣くことしかできなかった。
としみつside
気が遣えないてつやのせいで事態は悪化。
まあこは外で散歩なんて言ってるけど
どうせ泣いてるんだろう。
まあこの後を追い、玄関の前まで行くと、
ガラス越しだが、まあこがいるのがわかった。
鼻をすする音。小刻みに揺れる身体。
泣いているのが一目でわかった。
いてもたってもいられず、玄関の扉を開ける。
すると、まあこは涙をふき、少し遠ざかる。
「……どしたの?(^^)
散歩、寒いからやめたわーw」
と「まあこ 大丈夫?」
『大丈夫大丈夫(^^)
もー失恋には慣れましたよーw』
と「…………そっか。なら良いんだけど。
あんま、無理すんな 」
沈黙が続き、それを交わすようにまあこが
話し出した。
『……としみつってさ。何者?
元彼と別れた時も 気にかけてくれたよね。
1番に。……
ほんと、エスパーかよw 』
そう言い、振り向き、笑顔で話すまあこ。
表情は 明らかに泣いた顔で目、鼻が赤かった。
『ほんとはね、正直びっくりした。
ずっとラインしてたし、電話もしたりしてたから。
てっきり向こうも同じ気持ちなのかなって。
ハハハww笑えるよねw
………………
私が勝手に1人で舞い上がってるだけだった。
なんか、もう怖いよ。恋愛』
と「そんなこと言うなよ。
またいい人が現れるって。それまで、この事が
思い出にできるよう前向いて行こうよ。
お前は笑顔じゃねーと!
らしくねーぞ(^^)」
『……(^^)
ありがとね。としみつ
ほんと。元気でるわ……!
としみつは私みたいに失恋しんように、
好きなことうまくいくといいね!
としみつなら大丈夫だよきっと。
何か協力できることあったらいつでもいいんね』
と「おぅw」
『さっ!
そろそろ戻ろっかねー(^^)』
戻ろうとすると、
ガシッ
としみつに腕を掴まれ、
そして抱きしめられた
と「俺じゃ……俺じゃダメか?」
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作者名:まー | 作成日時:2017年8月28日 4時